義理母からの謝罪

2003年8月17日
今日から一週間、ウチの愛犬カスターを義理母に預かって貰うので、何故か義理姉の家に集合。

義理姉が夫の髪を切ると言うか、バリカンで刈ってくれるので二人は隣の部屋に移動した。

義理母と二人っきりになったところで、義理母が突然「あなたに話したいことがあるの」と切り出してきた。

義理母「あなたがアメリカに来た時に、どう接したらいいか分からなくて、あなたに対して心を開くことが出来なくてごめんなさいね。あの時のことを謝りたいの・・・。」

短い沈黙の後

レイコ「It’s OK」とゆっくりと優しく応えた。

一瞬、何と何に対して謝りたい訳? と意地悪な質問をしたくなったけど、義理母が何に対して謝りたいかは分かるので、よしとした。

もう忘れたからいいのなんて調子のいいことは言いたくない。でも何て応えていいか分かたないから、It’s OKになった。「もういいわ」って感じだろうか。

そして義理母が新しく住み始めた家を義理母が亡くなったら、私の為に私と夫が相続出来るように手続きをしてくれたそうだ。(その家は血縁者以外は相続出来ないので、私は夫と一緒に相続になるそうだ。)

義理母の家は政府と言うか自治体みたいな所が主催しているので値段が安いのだ。その分、予約待ちが長い。

ある日、私が義理母に「もし夫に先立たれたり、離婚したりしたら、私の家族も友達もここに居ないし、身寄りも無いから、義理母の後に私が住みたいな」と半分本気とも言える事を言った。多分、その時のことを義理母は覚えていてくれたのだろう。

義理母は仕事を辞めたばかりで現在職探し中。いつも働いていた人だから、仕事が無いと暇でしょうがないらしい。

私にも覚えがあるが、アメリカに来たばかりの頃、荷物もまだ届かないから本も無いし、テレビもつまらないし、インターネットもない。夫が帰らないと何処へにも行けない。家と言う牢獄にいるような感じだった。何もすることが無いと人は過去を振り返るものだとその時気がついた。

きっと、義理母も暇で過去を振り返り自分がしたことに対して懺悔をしたくなったのだろう。

義理母がした事は、思い出すと昨日の事のようにムカツク。きっと一生忘れもしないし、許しもしないだろう。でも、私は迷える仔羊(義理母は子豚ちゃんって感じだけど)を見放したりはしない。許す許さないの決断は下さいないけど、受け入れることにする事に決めた。

コメント

唯

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索