さよなら山田さん

2003年9月12日
80年代・・・彼氏が公園の石畳に描かれた世界地図の上で苦々しく足踏みをしていた。その足の下にはソ連があった。高校生の私は不思議そうに眺めていた。今でも覚えているのは彼がジムって名前でメイン州出身だってことだけ。そして今はソ連はロシアになって、もうアメリカの敵ではないらしい。

高校生の私の口癖は「あぁーー高校生の彼氏が欲しいぃ」だった。友達が「唯って好きな人とかいないわけ?」ときいた。「うーん実は、付き合っている人がいるんだぁ」と打ち明けてみた。「えっ誰?山口君?」「違うよ、彼氏ジムって言ってアメリカ人」「えっーマジ?エイズとかやばくない?」やっぱり話さなきゃよかったと激しく後悔した。

だから山田さんの本に出会った時は、すごく嬉しかった。私の世界がそこにあったから。

でも、もう読めない。だって退屈だから。それは、make me embarrass. 何気に読み返したエッセイ集、山田さんがNYに旅行に来た。山田さんは自分が旅行者じゃなくて、そこに生活している人に見えることをことさら強調している・・・。素人の日記(HP)でもそんな文章書いている人いないよ。そして、日本のビジネスマンにナンパされて食事している若い日本人女性を批判。私には適当におだてて、タダメシ食っている彼女たちの方が一枚上手に感じた。山田さん、ゴールドカード持っているの自慢してたのかな。私も持っているよ、アメリカンエクスプレスのゴールド。昔は誰でも持てるなんて知らなかったけどさ。本当のお金持ちはブラックらしいです。

山田さん流の恋愛方程式、見極めて使ってと注意したい。クラブで見た多くの勘違いさん。スタッカップ=Cool 私は簡単にはなびかないわよとでも思っているのか、やけにツンツンしている女性。可愛くねぇ。そして、男達が彼女たちのスタッカップに付き合ってあげると、あっけなく落城する。本当は喉から手が出るほど、欲しいくせに。

私は見た。美しい女性を。彼女は男達の間を笑顔で通り過ぎて行った。一人一人に力強い微笑みで。男達がその笑顔が自分だけに止まらない事を口惜しくさせる程、美しい微笑み。

笑顔は美しいと思う。男性なんて笑顔であしらうくらいの余裕を持ちたい。でも若いと無理なのかなって思ったり。

山田さんの日本人同士の話しの方が最近は好きかな。アメリカ人が絡む話しだと白ける。

そしてどっさり本をトラッシュカンに投げ込んだ。

さよなら山田さん。

最後に一言。
眉毛は整えた方がいいと思う。

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唯

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