ブス、癒される

夫の学校でインフルエンザ予防の注射、一本＄15で受けられると言うので二人で受けてきた。今までアメリカで働いて有給が少ない、祝日が無い（あるけど日本に比べたら極端に少ない。）から休めない情況の時に、受けたくても受けられずにいた。保険で契約した診療所が老人優先だったから。しかし専業主婦になって、いつでも寝込んでもいい時になって、受けられる。タイミングってそんなもんよね。

夫の学校に行くから、夫の知り合いに会ってもいいように、ちゃんと化粧をした。化粧をしながら自分の顔を見て「このブス！」と思って落ち込む。この前、化粧をすればまだまだイケルとか言ってなかったけ？あの自信はなんだったんだ。

心が負けている時は、もう整形しなくちゃこのブス直らないとまで思う。渡米する前に二年かかって歯を矯正した。だからキレイになる喜びも一応は知っている。

それに日本のテレビのビデオを見ながら、「この顔、鼻を整形している」とか必ずチェックが入っちゃう程、殆ど整形っぽいんだよねぇ。芸能界in Japan。アメリカは皺とか脂肪吸引が多いらしいみたいだけど。世の中、天然美人っていないのか。

それに整形しても誰も知り合いの居ないアメリカだったら「あら、あの奥さん整形したみたい」「同級生の唯って整形したらしいよ」「唯さんちのお嬢さん急にキレイになって、整形かしら」等などの雑音もここでは無い。整形して一番嫌なのがこの雑音なんだと思う。大袈裟だが現在の私は過去から切り離された状態に近いし。

腐った気持ちで夫の学校に行く。そして太った若者達に囲まれて、私は癒されていく・・・。何でこんなに、デブが多いの。みんなまだ若いのに、デブのせいで実年齢より老けて見えて、もったいない。デブが多過ぎるから、ブスでも取りあえず痩せていれば、いい女になれる。

恐るべきデブマジック！

日本に帰れば私は痩せているかどうか微妙なんだけど・・・。

取りあえず、今日は救われた。