酒は憂いの玉箒

ワインを飲み干したので、以前買ってそのままになっているジン、ブランデーを飲むことにした。ボトルごと冷蔵庫で冷やし、それを冷やしたグラスでストレートで飲む。味は濃いけど、喉ごし最高！さっと食道が燃える感じがいい。こんな飲み方、お酒に弱いからすぐに酔う。

夫「何でワインを飲まないの？」

レイコ「もう家に無いから」

夫「じゃー買いなよ。それじゃオトウサン（ここだけ日本語ってことは私の父親を差している）みたいになるよ」

レイコ「お父さんみたいって？」

夫「アル中だよ！」

レイコ「あっはっは・・（笑えないかも？）」

確かに私の父は毎晩飲んでいるし、週末は朝から飲んでいる、それってアル中なんだろうな・・・多分。毎日、飲んでいると飲まない日が物足りなくなる気持ちも少し解る。私はアル中にはなりたくないし、ならない。大袈裟なんだよね。次の日、顔がむくむと体に悪いのかなって思うけど。

酔うと眠りが浅くなるから、昼間飲みたいんだよねと何気に夫に言うと、夫が「絶対、昼間は飲んじゃだめ」と念を押す。飲むはず無いじゃん。昼間から飲んでたら私だって惨めな気分になって酔えないよ。

日本にいた頃は、みんなでワイワイ飲むのが楽しかったな。アメリカに来てからは一人で家で飲むようになった。夫は飲めるけど、家で飲むほど好きではない。一人で飲むの好きだよ。アルコールが体中の血管をゆっくり流れる感じが分かって、酔っ払うのが気持ちいい。みんなで飲んでると、何時の間にかに酔っ払ってて、楽しさで酔うのも気づかないほどだったから。