青果売り場で、「squash って pumpkinなの?」と夫に質問する。夫が少し考えてから「pumpkinの家族だよ」と答えた。微妙に日本と野菜の形が違うから迷う。とにかく、買ってみた。家で調べたら、やっぱりカボチャのことだった。

初めてカボチャの煮付けを作ってみた。実家では母がよく作っていたけど、当時は余り食べなかった。しかし、年を取ると、おふくろの味が恋しくなるみたいで、食の好みも和食にかなり片寄ってきた。カボチャの煮付けは作り方が簡単で、美味しく出来上がった。だったら、もっと前から作ればよかった。

結婚して何年も経っているのに余り料理して無かった。以前は夫は夜にバイトだったので一人でサンドイッチを作ったり、外でハンバーガーを買って食べたりしていた。私は仕事から帰ってきて、適当にご飯とおかずで食べていた。そんなんで、作っても週末。それも大体同じアメリカンなメニューばかり。

夫婦、別々に食事を取ることになるまで、きちんと夕飯を作っていた。以前、これなら夫も食べられるだろうと思って作った、香味野菜で味付けした鶏のから揚げ。味が染み込んで美味しい出来だった。しかし、思いっきりケッチャップをつけて食べられた時には、さすがに怒りさえ込み上げてきた。

自分が食べたいものと、実際作るのが違うのはかなりのストレスになる。夫がジャンクフードばかり食べていて健康が心配だったが、夫に合わせてアメリカンな食事を作るのも疲れていた。たまに自分用に作った和食を夫に「健康食だから食べれば?」と勧めても「要らない」と言うから、彼も大人だし勝手に放任していた。

スーパーで沢山の食材があるのに何にも作る気になれないと、スーパーに行くのさえストレスになっていた。

密かに、和食が作れないんじゃ日本人と再婚出来ないかもしれないと、変な心配もしていたり。

昨年、無職になってから段々と料理をするようになってきた。気づいたのが、和食、中華って砂糖を使うことが多い。洋食だと砂糖を使う事は滅多に無いような気がする。しいて言うならバターが甘さになるのかな。義理姉が作るのって、いつもバターが入っていて甘いし。しかし、アメリカ人が好きなケチャップ、BBQソースには砂糖が入っているから、彼らも料理と一緒に砂糖も食べているか。

料理をし始めてから夫に「夕飯は何?」と楽しみにしてくれると、単純に嬉しい気持ちになる。今更ながら、いい奥さんになった気分。あと、夫がカラ揚げにケッチャップをつけようが、何をしようが、もう気にしないで無視して、ストレスにならないように気持ちを変えてみた。

普段、料理番組を見るのが好きだ。使っている調味料とか、野菜は微妙に違うから切り方とか、見ていて勉強になる。

料理番組も時間短縮の為に、あらかじめ野菜など下拵えして切ってある。そうゆう材料をどかどか入れて使って、「ほら、簡単でしょ」みたいにやられると、誰かが準備してくれればね!と厭味も言いたくなる。

要領が悪い人の為にも、TVで切り方も見せた方がいいんじゃないの?スーパーで他の人のカートを何気にチェックすると、野菜の缶詰、冷凍野菜しか買わない人が多いし。

「そんなの食べたら太るだろっ」って思う料理を作っている人も太ってたりすると、これを見て作る気になる人がいるのか疑問になる。

いつも味見や手についた汚れを、チュパチュパ指で舐めている人ってテレビ向きじゃない気がするし。

テレビ見てツッコミ入れている私もなんだけどさ。


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唯

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