一人でいい

この男性の半生は衝撃的でした。一人で孤独だったろうに。これから幸せになって欲しいと願う。半生、サバイバル、アウトドアの本を出したら売れるんじゃないだろうか。

読売のサイトです。飛んだ先が変なサイトでは無いと言うことで、興味のある方はどうぞ。その内記事先に飛ばなくなると思われます。

「洞穴生活43年…57歳男の半生」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040124i315.htm

孤独な人の話しに心が動く。私も孤独だからなのか。もう大勢の中で孤独になるより、一人で孤独の方がマシな気持ちになっている。

アメリカに来てから、職場で、学校で、義理家族、義理親戚の中で、みんなが笑って楽しくお喋りしている中、私一人だけ笑えない、話していない。大勢の中で孤独を初めて感じだ。大勢の人に囲まれていても一人なんだと。だから家でずーっと一人でいても寂しくない。一人の方がむしろ気楽に感じる。

日本に居た時から、一人で何でもしていたから、現在の情況もすんなり受け入れられた。結構、何とも思わず何処へでも行った。

一人で焼き肉食べたと姉に言ったら呆れられた。一人専用のカウンターもあるから平気なのに。「余計やだね」と更に言われた。

が、当時は「大勢の中の私」と言う別の選択肢もあり、友達を誘おうと思ったら可能な情況で、本当の意味で一人ではなかったと思う。今は、その別の選択肢が無い。選択肢は夫だけか。

最近、日本のニュースで北朝鮮拉致被害者の記事が減ってきたように思える。海外に住んでいるからこそ、無理矢理に拉致されて北朝鮮へ連れて行かれた被害者の方達を思うと、無念さで一杯になる。私でさえ、自分で決めてアメリカに来たのに、寂しさや不便さがあり、ホームシックになるのに。自分の意志とは関係無く、さよならも言えずに家族や友人と離れて暮らす二十年以上の年月は想像を絶する絶望だと思う。まだ北朝鮮にいる拉致被害者の方達はいるはず。一日も早く救出されることを願う。日本政府はどうなっているのか、いらだたしさを感じる。