我が家の食卓

夕方の五時前には夕食を食べ終わっていた。
ちなみに我が家の献立は・・・

・豚肉がマリネされた塊を焼いたもの

・玉ねぎ、人参、ピーマンの野菜炒め（中華風）

・ブロッコリーを茹でたもの（私はゴマタレを掛ける）

・トマトのダイスにニンニク、オリーブオイル、バサミックビネガー、バジル、塩・胡椒で和えたもの（普通これをフランスパンにのせて食べるんだけど、さっぱりしたのを一品欲しかったので今回はパン無し）

・ご飯（夫は醤油をかける）

いつもこんな感じに和洋中が混ざっている。夫はトマトの和えものが好きで、「料理の鉄人」の審査員の女優の真似をしながら感想を述べていた。アメリカ人にはこんな風に映っているのねぇと妙に感心する演技で、面白くて笑った。

「これでご飯を食べなければ、アトキンスダイエットのいいメニューだね」と言うと、夫は「醤油かけご飯が好きだから、ご飯は必要」と言う。ご飯好きになってくれて、ちょっと嬉しかったり。

早く夕飯も終わったのでスーパーに買い出しに行く。スーパーは夕飯前の人達で混んでいた。夕飯済ませた人なんて私達くらいだろう。

野菜はスーパーではなく、青果店で買っている。その方が、安くて新鮮だから。そんなんで、ウチの買い物カートの中は野菜以外のものだらけ。ちょっとジャンクフードばかりの食生活に見える。

私が夫に「ウチのカート、野菜が無いから他の人に見られるの恥ずかしい」と言うと、夫も同じ事を思っていたらしい。特売の冷凍ピザが十枚もカートに入っているしね。夫でも恥ずかしいと感じてたのね。

「何が食べたい？」と聞くと、夫は悩んでいる。私が「ラザニアでも挑戦して作ってみようかな」と言うと、「今、ラザニアが食べたいと思っていたんだ！でもレイコは作ったこと無いから言っても駄目かと思って考えてた」

立て続けに、二人で同じ事を考えているなんて思考回路が似てきたのか。

帰りに酒屋で濁り酒を買う。雪が降った後だから、店内はガラガラ。こんな日にわざわざ酒を買うなんてアル中っぽくない？夫は空いていていいと気にしちゃいないけど。濁り酒をまとめて買うつもりだったが、残り一本しか無かった。他に誰が買うのか気になる。

濁り酒は、ほんのり甘くてトロリトした口当たりが実に美味しい。飲む前は、子供の頃に飲んだドロドロした甘酒のイメージがあったが、飲んだら全くの別物だった。最近はこれにすっかりハマっている。

ワインを飲んでいたけど、美味しい日本酒を見つけてたから、やっぱり日本酒だねとワインは飲まなくなった。そしていつも隣に陳列されている濁り酒をある日挑戦してみたら、すっかり濁り酒が好きになった。