負傷した兵士

2004年3月19日 日常
今週はまた雪が降った。もう寒いのは疲れたよ。夫が「土曜日には春が来て冬は終わり」と言うけどさ、たしかに暦の上ではね。

夜、テレビの報道番組を見る。イラクで負傷した兵士達を紹介していた。見ていて胸が締め付けられる思いだった。まだ二十歳そこそこの若者達が戦争へ行って、腕や脚を失って戻ってくる。入隊したことに後悔し、テレビのニュースで死亡者の数だけさらっと流すだけに不満を覚える。やりきれない思いが伝わってくる。

かつてベトナム戦争で腕や脚を失った元兵士達がボランティアで彼らを慰問していた。彼らは義肢を付けて生活している様子も紹介された。絶望を乗り越え今は健常者と同じように生活しているが、そこまで達するには時間がかかったろうと思う。

母親が必死になって看病する姿。若者も親のありがたさを感じていた。そしてリハビリはとても辛そうだった。

戦争から一年経ったが、殆どの人が戦争など関係無く生活している。戦争が終わる時が来ても、彼らが失ったものは戻らない。しかし、これからの人生を腐って生きて欲しくないと強く願うばかりだ。そして、彼らを埋もれた状態にして欲しくない。国民の前で称えて欲しい、そう願う。

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唯

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