さよなら2004

2004年12月31日 夫婦
朝の十時に実家の母から新年の電話。毎度ながらアメリカで大晦日の始まりには、日本はすでに新年を迎えている。

先日、母の元に「おれおれ詐欺」の電話がかかってきたそうだ。泣きじゃくりながら姉が「花子(仮名)、お母さぁぁん」と電話口で言うものだから母も動揺して信じきってしまった。

しかし、次に警察官に変わって事情を聞いていると「何か変」と気づき、「今からそちらに参ります。電話番号を教えてください」と言ったら電話が切れたそうだ。

詐欺師にしたら来られたら困るよね。お金を振り込んで貰うんだから。こんなの世間の他人事だと思っていたが、ついに実家にも来たか!という感じだ。

私が「三十過ぎた姉が泣きながら電話するとは思えないね」と笑ったが、やはり母親は子供が何歳になっても泣き付いて来れば、反射的に親のスイッチがONになり心配するみたいだ。その親心が詐欺師の狙いどころだろうが。

書いた通り、母はまず先に姉の元に駆けつけようと思ったらしい。私の胸を突いた。いつまで経っても私達は子供で、母は親なんだと。

夜の十時ごろ、お腹も空いていないのに年越し蕎麦を夫と共に食べる。一応、縁起物だから。食べ始めたら、冷たいから簡単に食べられた。

その後、テレビでカウントダウンを見て、今度は私達から実家に電話をした。「今朝、話したからいいよ」と夫に言ったけど、多分、私に後から恨まれるのを恐れたのか(いつも夫の実家ばかりって)、電話しようと積極的に動いていた。

久しぶりに私と夫は父とも話して、新年を迎えた。

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唯

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