昨日、映画「F．911」の初日に行ってきた。初日だからか、話題だからか、昼間だというのに満席だった。終わった後、観客から拍手が上がった。

愛国心の強いアメリカ人のプライドを傷つけずに、上手く反ブッシュ、反戦のメッセージを伝えていると思う。外国の目はこの映画のメッセージ以上に厳しいんじゃないのかな。だからカンヌで受賞したのだと思う。そうゆうところを、アメリカ人は自覚が無いと思う。

反ブッシュのTシャツや缶バッチを付けて見に来る人もいた。ここで自己主張しなくても・・・。

映画を観ている間、私の隣の席のお婆さんが臭くて、今日ほど映画館の空調が効き過ぎているのを感謝した事はなかった。香水、化粧、ヘアスプレー、クローゼット、お婆さんの家、お婆さんの生活の全ての匂いがお婆さんから発していた。苦しかった。

中学の卒業文集って親とか先生も読むのに、平気で好きな男の子の事を書いている女の子達がいた。同い年ながらも、そうゆう感覚が理解できなかった。私はと言うと、当たり障りの無い部活動の思い出とか書いていて、読んでも面白くないスポ根系の作文。

これって、実は今も同じじゃないかと思う。本当に書きたい、吐き出したい事は書いていない。そして当たり障りの無い文章を書いている。その理由の一つは、やっぱり読む人が読めば私だと分るから身元が判明するのを恐れているのだと思う。

当然だが、日記に出てくる人物はあえて仮名と書かないが、実は全員仮名だ。犬のカスターも仮名。以前、何かの拍子でうちの犬を「カスター」と呼び間違えたら夫に笑われたっけ。

実は唯レイコはネカマだとしても、わざわざネカマになる必要が無い内容なので誰も信じないだろう。

暗い過去を根掘り葉掘り掘り返すのは好きじゃない。塞がった古傷をわざと掻き毟るような真似はしたくない。でも日常生活でふとした瞬間に暗い過去がフラッシュバックして蘇る。だからそれは過去のようであって、今日の出来事でもある。

日記だから、その日にあったことだけ書けばいいだけ。でも、今日あった事ってなんだろう？あっ、そうか、今日は何も無かったから日記を書くんだ。そこから文章にする事で頭の体操になるんだった。

毎晩、シャワーを浴びる前に裸になって夫にムキムキポーズを見せている。そして、夫に筋トレの成果を褒めてもらって、明日への励みにしている。

本当はこの生プリ尻を誰かに見せたい。（はぁ？）それも夫の親戚の叔父さんとか・・・ちょっと変態？ 夫の奥さんはこんなに可愛いプリ尻を持っているんですよと自慢させてあげたい、妻の優しさかな。（それは違うだろっ）

昨日の日記で夜に何も食べていないとあるが、夕飯はきちんと食べている。夕飯以降は何も食べていないと言いたかったのです。太った他の原因を考えていたら、暑くなってから週に1、2回は、ドライブがてらにアイスクリームを食べに行っていたのを思い出した。

原因はこれのような気がする。これからはアイスクリームを食べに行く時は、ウォーターアイス（かき氷）にしよう。ダイエットは太った原因を知る事が大切だと思った。

田舎に引越してから近所のドライブが楽しい。森の中にひっそりと建っている家とか見るといいなぁと思う。でも、こうゆう家はロケーションがいいだけに値段が高い。田舎だから安いとは限らない。家の値段はロケーションで決まる。

窓からの景色が森だけで、他の家が見えないなんていいよなぁ。だんだんと田舎が好きになって来ているのかな。こうゆう値段の高い家は一生住むことは無いだろうけどさ。いいなぁ。

新築の住宅街を通った。最新モデルの家は住んでみたいと思わせる程、キレイで若い家族のイメージがある。夫が「仕事から帰って来た時に、妻と子供達と犬が庭先で遊んでいる姿を見ると幸せだろうな。そうゆうのが夢なんだ」と語っていた。

妻は非現実的な森の中の家を夢見て、夫は身近な現実を夢見る。どっちにしろ、貧乏の時の一番の楽しみってこうやって夢を語り合う時だとしみじみ思った。

先日、日記が使えない状態だった。その時、このまま今まで書いた分は全部チャラ？と思ったのと、ログイン出来なくて私のPCのせい？でも設定を直したりする知識もないしどうしようと、この二つが入り交じって焦ったり苛着いたりした。

で、直った訳だが、書けない時は書きたいと思い、いざ書けると書く気がない。無い物ねだりなのか。

最近、自宅でする筋トレの腹筋のやり方を変えてみたら、うっすらと胃の当たりに縦線が入った。嬉しい。でも下腹部は相変わらずぶよぶよとしている。

脂肪を燃焼させるしか無いと思い、夕方、近所をジョギングした。そしたら、体中が痒くなって走る気分では無くなって来た。急に血行が良くなったから？どうしてなんだろう。なので次のジョギングはまだ無い。

スクワットは、膝がポキポキなる音が気持ち悪くて好きじゃないんだけど、でもしている。腿が太くなると心配する女性が多いと思うが、或る程度痩せていれば大丈夫だと思う。スクワットの効果は腿より尻に出る。私は胸が小さい分、せめて尻はプリッと上げたいと思っているのでスクワットに精を出している。それなりに効果は出ている。

ここ何日か、体重が太り始めて焦っていた。晩酌を止めたら、体重が元に戻った。やっぱり、夜に何も食べなくても、お酒を飲んだら太るよなぁ。でも、ほろ酔い気分になれないのが惜しい。太りたく無いけど、お酒は飲みたい。

いつも、冷たい「にごり酒」をワイングラスで1、2杯飲んでいるのだが、こうなったらショットグラスにテキーラなどのキツイ酒を一気飲みするしかないのか？なんかアル中みたいで嫌だな。

夕方、夫と”Chip ＆ Putt”、いわゆるミニゴルフをして来た。18ホールあって1時間半かけて回った。私はゴルフは初めてで、夫が得意そうに私に教えていた。

空振りしたり、何度も打ってホールに辿り着いたりして、最後の18でやっと終わったか！と思った。何気に体力を使って疲れた。夫にそのことを言うと、そんなんで疲れた？本当のコースはもっと長くて三時間くらいかけて回るのにと言われた。これを三時間するのは楽しいのかどうか・・・と言うのが初めての感想かな。

受け付けの建物は、以前は農家の納屋か馬屋だった建物で、小さいコースも農場だったんだろうなと思われる。ホールの場所、グリーンはキレイに芝生が刈り込まれていたが、他は雑草状態でぼーぼーに生えていた。

そうゆう草の中を歩くのは嫌いだ。虫に刺されたりするし、虫が足についたりするから。だから、ゴルフしている最中も妙に落着かなかった。これが、楽しめなかった理由かもしれない。

私達の前に男性グループがいたが、彼らが終わった後は私達だけになった。金曜日の夕方だからか、普通は飲みに行ったりするのかな。

でもこの草ぼーぼーがビジネス具合を物語っているのかもしれない。全体的に暇そうな雰囲気が漂っていた。寂れ具合と言うのか・・・。

商売するなら、きちんと受け入れる状態にしなくちゃ。これじゃ客が戻らないよ。と余計なお世話なんだけど。

またここを利用したいが、草の中を歩くならもういいやと思うので、それが残念だ。なので帰り際に「草を刈って下さい」と言いたかった。

ずーっと日記がダイアリーノートに送信出来ない状態でした。他の方もそうかな？と思ったのですが、私だけのようでした。試しにログオフしたら、今度はログイン出来なくなってしまって、どうしたものかと思っていましたが、直ったようで一安心したところです。

レイコ「男の人と会話したぁい」

夫「今、話しているじゃん」

レイコ「えっ・・あなた以外の男のこと！」

夫「なんだよ、それ」

レイコ「最近、男とこの人と話していないからさ」

夫「それでよろしい」

レイコ「・・・・」

はぁ・・・分かっていないね。女心を。

あなたも男だけどさ、妻が痒み止めの薬を夫のお尻にグリグリ塗って上げている関係に新鮮味は無い。まぁ、ときめいている恋人同士ではしないから、これが夫婦の姿なんだろうけどさ。

例えば夫がトム・クル△ズで「実は家ではこんな姿で妻に薬を塗られているなんて、誰も想像出来ないよね、フフフッ」と一人悦に入る喜びがあれば、なんとか乗り切れるけど。（なんか違う趣味のような・・・）

別に、浮気したいとか他の人とSexしたいとか言っている訳じゃない。結婚すると女の園の中で生きているみたいで、気づいたら話すのは全て女性になっていた。

親戚の集まりに行っても、男性と女性で自然と別れる。アメリカで何回か職を変えて仕事をしていた時は、今思うと全て上司は女性で、同僚も女性だった。働いている時は、必死で何も思わなかったが。

そうゆうのが何年も続くと、男性と話す会話とか全然思い付かない。

たまに、私はこのまま誰にも見られずに、このアパートで枯れて行くのかなと、若さが失われていくことが恐ろしく思う。男性がほっとかないようなタイプでも無いし、人様に見てもらうような容姿では無いが、ひっそりと枯れて行くのは、やはり辛い。

この時期、夜の犬の散歩が楽しみだ。それは、蛍が見られるから。日本に住んでいた時は、蛍は一度も見たことがなかった。アメリカで初めて蛍を見た時は感動だった。いや今でも、この感動は続いている。

虫ってすごい勢いで飛んでいるのが殆どだが、蛍はゆっくりと揺ら揺ら飛んでいる。芝生の上を無数の黄緑色の光りが浮いているのは幻想的だ。

夜、夫に子守り歌を唄ってあげる。「からすなぜ鳴くの♪」なんか暗い選曲。いざ唄うとなると、意外に全部歌詞を覚えている歌が無い。次になぜか「犬のお巡りさん」を唄う。夫は日本語の意味が分らないがカワイイと気に入ったようだ。夫にお返しに英語の子守り歌を唄ってと言ったら、知らないと言われた。何も覚えていないんだそうだ。へぇ。

ナンシー・レイガンの表情に違和感を覚える。今日、二年前の彼女のインタビュー映像でその謎が分った。彼女の顔には老人の皺が無く、皮膚が引きつったように張っているから。若く見られたい気持はよーく分る。美容整形だろうけど、こうなるとちょっと微妙です。

犬がソワソワして様子が変。お腹の音がキュルルと鳴っている。何か求めるように私を見つめるので、仕方なく朝の五時に散歩に連れて行った。下痢Pかと思ったのだが、違ったみたいで普通に散歩した。

朝の五時、誰もいなくてひっそりとしているけど、薄っすらと明るいから、危険な感じも無い。だから、気持ち良く歩ける。たまには早起きもいいかなとも思う。空気も生暖かくて夏って感じ。

上半身裸で美しい筋肉の男性がジョギングしていた。気づいた時には、すぐ近くにいたからギョッとした。「おはよう」と挨拶してきたから、「おはよう」と返す。その人は手に棒のような物を持って走っていた。護身用か？

昨日、義理家族と会ってムカついて落ち込む。そして眠れなくて犬に起こされたのが五時。その後、ベッドに戻っても眠れずテレビで映画を一本見る。そしたらやっと眠れた。

なんか、疲れた。日本で暮らしたい。

以前、アメリカで知り合った日本人の友人と最近は頻繁にメールのやりとりをしている。日本のしがらみもなく、お互い利害関係が無いから気が楽だ。同じ在米だから、こっちの立場も分ってくれるのもいい。

友達のメールでその日の出来事など書いてしまうので、同じ事を日記に書くのがついついおっくうになってしまう。なのでサボリ気味。

日常の事でも、友達に言えない事もある。それを、今日の日記にしよう。こんなことしている人もいるのねと読み流して欲しい。

私はいつもビキニラインは剃っているんです。特に、毛が濃い訳でも無いのですが、どんなパンツからでも絶対にはみ出したくないのです。（女の意地です）セクシーパンツは結構フロントがタイトな場合が多いので要注意なのです。

余談ですが、何で私が濃くないか分かっているかと言うと、日本にいた頃、スポーツクラブのシャワー＆サウナで前も隠さずに歩いている人が多いことに圧倒されてたのですが、慣れてくると皆様の股間にも目が行くようになって余裕で自分のと比べられた訳です。（見て見ぬ振りしろよ）

若い頃の私は、男性の前では裸になることには抵抗が無かったのですが、同性の前だと恥かしくて、そこのスポーツクラブを退会するまでスッポンポン状態でシャワー室を歩く事が出来ませんでした。変なところでウブなんです。

そして「私のって薄いんだなぁ」と分かった次第です。下の毛が薄いのが良いのか、自慢になるのか分かりませんが。

先日、シャワーのついでにビキニラインを剃っている時（この姿は無様です）、ふと全体的に下の方もショートカットにした方がカワイイ（どうゆう？）と思い剃刀で我ながら見事なショートカットにしました。それはごく自然な感じに出来上がりました。

「カワイイ♪」（謎）と喜んでいるのも束の間・・・その日から股間がチクチク痛くて仕方ありません。毛先がカットによって尖ってしまったようです。

なので、ビキニライン（前の方ね）を剃る事はお薦めですが、下の方をカットすることはお薦めしません。痛いです。

ちょっと話しが逸れますが、先日犬の散歩でアパートのエレベーターに乗りましたら、先にいた女性の住人から「○△（夫の名前）の奥さん？」と声をかけられました。犬の犬種ビーグルとアジア人で私が夫の妻と分ったのでしょう。

その女性は夫のクラスメイトの彼女・・・いや最近、婚約者に脱皮した方でした。軽く挨拶して別れたのですが、私は知っている彼女が全部剃っていることを。夫がクラスメイトから聞いたそうです。学校で何を話しているんやら。夫も何か余計な事を話しているに違いないだろうけど。おぉ恐っ。

思わず彼女に「チクチクして困っているんです」と相談したくなりました。あっ、でも彼女はチクチクしたら剃ればいいだけだから、私のお悩みには答えられないか・・・。

くだらねぇと思いつつ、最後まで読んでくれてありがとうございました。こうゆう女性もいるのね・・・と言うことで。私も剃っていますとカミングアウト大歓迎。（誰もしねぇよ）

もうすぐ義理母の60歳の誕生日で節目なので親戚を呼んでサプライズパーティーを予定している。

その日のレストランの費用は義理姉夫婦が持つんだそうだ。だから義理母の70歳の誕生日はウチが持ちますと言ったら、良い考えねと笑っていた。その位、ちゃんと言って置かないとね。

なので今、義理母の誕生日プレゼントを探している。一応、ジュエリーが良いかなと思って彼女の誕生石で探しているが、高い。60歳だから、それなりにジュエリーもゴージャス感が無いと歳相応じゃないし。

値段を見ると買う気も失せる。セコイ嫁だ。でもね、私の中で「良い嫁でいたい私」と「姑に傷つけられた傷心の私」が葛藤していて、買う決断を鈍らせている。

やっぱり、宝石って自分で買うか（私はね）、恋人から贈られるかが一番お金がかかっていると思う。微妙な付き合いの人に贈ると、それなりに値段にブレーキがかかる。

別の案で腕時計がある。夫はイマイチ乗る気じゃない。

シャネルの香水や化粧品とかいいかなと思ったが、夫が言うには母親は、安いのが一番の人だから、興味が無いと思うと却下された。

コーチのバックもいいかなと思ったが、これも高いバックをあげても有り難がらないと夫から却下。

どうしようかなぁ、プレゼント。迷うところだ。

試着したワンピース、＄99が＄40に値下げしてあった。シルクの素材で裾が斜めのカットでなかなかオシャレだ。なんかいいんじゃないのぉと独りつぶやく。

夫に買おうかなぁと言ったら、「どこに着て行くの？」と言われて、あっさり諦める。

そうなの、買っても箪笥の肥やしなのよね。だって着て行く所が無いんだもん。あぁ田舎って嫌ね。

NYの旅行が余りにも楽しかったのか、その後コンピューターに向かう時間が短くなった。やっぱりリアルな世界の方が楽しいはずだ。

朝、犬の散歩から戻ると留守電に母のメッセージが入っていた。

母「もしもーーし、レイコ！早く起きなさい！レイコーー！もしもーし」

私が寝ていると思って母が私に呼びかけていた。ちょっと胸キュン。（死語？）

でも寝ている時もあるから、留守電のメッセージはベッドから電話に出られる位に長く話してねと以前に母にお願いしてあったんだけどね。

折り返し母に電話してお喋りする。母は相変わらず姉のお相手探しをしているようだ。

この週末、NYに行ってきた。すっかりリフレッシュして、思い切って行って良かった。

今日は祝日。義理姉の家でメモリアルデーのディナーをした。義理姉はご主人の両親が嫌いみたいで、キッチンにこもって洗い物とかしてなるべく接しないようにしていた。

本当はご主人の両親は招待客のリストに入っていなかったのに、ご主人に「なんで俺の両親は呼ばないの？」と言うから、顔に出さないが渋々呼んだらしい。

アメリカ人も嫁姑で苦労しているのねと思った次第だ。

夫の家族と電話で話すのって嫌い。話しも弾まないし、相手の様子も分らないまま英語で言われても困るっちゅーの。

今日は、夫が義理父と後妻と話した後、「じゃーレイコと変るね」と言って来た。はぁ・・・。電話では話したくないって前から言ってるのに。

後妻の娘は先日子供を出産したばかりで、現在、娘の家から電話している。その時に私が無職と知っているくせに「毎日、何しているの？」なんて陳腐な質問をしてくる。

暇だから、じゃなくて平和だから子育てでもしたいけど、夫が学生で経済的にも無理だからお預けなのに。それ以前に、年齢的にも高齢出産の領域に突入している。私がアメリカに来てからずーっと働いて来て、ストレスで倒れた事も知らないで「専業主婦」強調しないで欲しい。

働いている人には分らないが、仕事を辞めた後、一時は解放されて気分が良いが、後から暇と虚しさ社会との繋がりを断絶された気持になって気持が落ち込むものだ。

健康な限り、ずーっと働いていたいと思っていた。働くのは好きだ。怠けて働くのを止めた訳じゃない。

だから私が「家事とか・・・」（言葉に詰まる）と言うと、後妻が「後はコンピューター？アハハハ」と言った。

ええ、当たってますとも。他人から言われるとムカツクっつーの。電話を切った後、私は呪われたアメリカ生活を夫にぶちまける。夫を目茶苦茶に痛めつけて、同じ思いを味合わせる。

私は幸せじゃない気がする。

夫が休みで暇そうだ。外は暑いし、他に行く所が無い。だから取りあえずモールって言うのもなんか嫌なんだよね。典型的な郊外のアメリカ人って感じでさ。がっ、なんだかんだ言っても結局、モールに行くんだけどさ。田舎だし他に娯楽が無い。（なんだよ、それ）

モールに着いて夫が先ず本を一冊購入。そして、私がぶらぶら見て回っている間、夫はベンチに座りその本を読みながら待つ。私は子守りされているみたい。でもいいの。気にしちゃ駄目。大人しく待っているんだから良しとしよう。

下着専門店のビクトリアズシークレットで、夫と下着を見る。こうゆう所だけちゃっかり一緒に着いて来る。

夫がマネキンが履いている靴を見て「この靴すごくセクシーだから、買いなよ」と私に勧める。「これマネキンが履いているだけで売り物じゃないよ」と教えると「やべっ、立っちゃった」と夫が言う。

もう中学生じゃ無いんだから、信じられない。

私が「下品、変態！そんなんで一緒に店の中歩きたくないから出ていきな」と言うと、「でへへ」と照れ笑いしながら出て行った。

モールを見て回っているだけで、二時間経った。いい運動になるかな。

今日はとても暑かった。先日、車内に置き忘れたペットボトルの水がお湯になっていた。

暑いと体力が消耗するみたいで、買い物から帰ってソファーに座っていたら疲れたみたいで寝てしまった。昼寝なんて久しぶり。なんて気持がいいんでしょう。

子無しの専業主婦だと昼寝すると夜寝られなくなるから、寝ちゃいけないことにしたんだけど。今日は睡魔に勝てずに。

夕飯はハム＆チーズのサンドにピクルスとポテトチップス（BBQ味）。アメリカのランチみたいな夕飯でした。ポテトチップス以外は手作りのお店で買ったから美味しかった。

食事とポテトチップス？！アンタ、すごい手抜きと思われるが、ポテトチップスはアメリカでおやつのスナック以外にも、サンドイッチのお供としても活躍しているのです。

だからアメリカ人は太っているとかツッコミも入りそうですが、その通りかもしれない。こうゆう食文化もあるのねぇ。他人事じゃなく、私も影響されつつある。だから太るんだよね。

母の日のプレゼントで「愛犬」から貰った「ラストサムライ」を観る。二度目は感動はしないが、けど面白かった。森の中からサムライ達が出てくるシーンは何度見ても素晴らしい。最後の風景にやっぱりヤシの木が映っていた。トムクルーズの決めポーズはいつ見ても不自然だ。

私は高校の時に剣道初段を取った。もうすでに防具の付け方も、頭に被る手ぬぐいの折り方も忘れているが、こうゆうチャンバラを見ると趣味でもう一度やりたいなどと思う。しかし、剣道の世界は趣味でするほどお気楽じゃないから無理だろうが。差し向かいの間合いの緊張が懐かしい。

★剣道部の思い出★ （突然、作文かよっ）

高一の夏休み、剣道部女子部員たった三人の私達は顧問の先生に連れられて、とある田舎の高校に合宿しに行った。行った先の高校の剣道部は部員数五十人もいてビビる。

夏休みだと言うのにその学校は部活動で賑わっていた。グラウンドには野球部やサッカー部がいて、どこからかブラスバンドの演奏も聞えてくる。ドラマみたいな学校だ。

私の高校の生徒は部活より「お金」、みんな放課後はバイトに精を出していた。だからどの部活も部員が少ない。私が剣道部に入った理由は、資格（段）が取れて、就職の履歴書に書けるから。

そこの合宿の練習はきつかった。一年生部員は、都会？から来た私達三人には負けられないみたいで、いつも気合が入って挑んでいた。恐かった。

剣道をしていつも付いてくるのが「気合」と言う言葉だ。風邪を引いたと言えば気合が足りないと言われ、声が小さいと気合を入れろと言われた。だから当時は気合と言う言葉が嫌いだった。

田舎の高校はのどかだ。その顧問の先生が夕飯時に「鈴木、お客さんに歌を披露しろ」と命令した。女子部員の鈴木さんは嫌がることも照れも無く私達に民謡を歌ってくれた。民謡だったけど歌が上手いと高校生の私でもすぐに分かった。この人すごい、と驚いたものだ。

永遠に終わらないと思った厳しい練習の合宿はやっと最後を迎え、試合をすることになった。

私の相手は私と同じく高校から剣道を始めた一年生の女の子だった。レベルを合わせたようだけど、相手の練習量は全然違うし、回りの声援がすごくて彼女は負けられない雰囲気だった。

彼女の竹刀が容赦なく私の体に当たる。ビシバシ面を狙ってくるのが外れるからだ。彼女の気合の雄叫びも本気だって分る。余りにも必死に面を狙ってくる彼女を見たら、もうどうにでもしてくれと思った。私の気持が冷めた時、見えた。彼女の弱点が。

そして彼女が面を狙って走り込んできたその瞬間、空いた腹に「胴」を決めた。弱小剣道部の私がまさかの一本を取ってしまったのだ。ちなみに試合は一本勝負。

「勝ってしまってごめんなさい」の心境だった。私が負けた所で誰にも責められないのに。私の顧問の先生は予想外の結果で嬉しそうだった。

試合の後、彼女に勝つことは二度と無いだろうってすでに思った。彼女は、もっと強くなるはず。

私は高二になって、剣道部を辞めた。「気合」ともおさらばした。

あの瞬間、間合いの緊張と相手の動きが見えた時は、或意味快感だった。もう一度、味合えるなら味合いたい。剣道、日本のいいスポーツだよなぁ。しみじみ思う。

★番外編

同じ剣道部のあっちゃんはカワイイ女の子だった。

あっちゃんが副顧問の独身の先生から試合のビデオを借りた。そのビデオで試合が終わった後、アダルトビデオのが出てきたと教えてくれた。それもアニメ。「やっぱりアイツなら見そうだよ」と妙に納得した私達は特に噂で広める事もしなかった。

当時、あっちゃんは現国の先生と噂になっていた。私達が二十代になって当時を振り返った時、あっちゃんが噂は本当だったけどキスしかしてないと教えてくれた。

そして「先生は大学を卒業したばかりの二十代そこそこで、カワイイ女子高生に言い寄られたら悪い気もしないよね」と言った。十代の頃は二十代が大人に見えたけど、自分達が二十代になってみるとそれもそうだよなぁと思った次第だ。

でもそのカワイイ女子高生って自分のことなのね。

昨日、美容室に予約を入れたら私の担当の人が辞めていた。担当と言っても、前回初めてだったのだが、その時に「ここにどの位勤めているの？」と聞いたら「5年くらい」と言っていたので、この先もずーっと勤めるんだろうと思い今後もお願いしたいからチップを20％以上あげた。

せっかく気に入った人を見つけたのに、また一から探す始まりだよ。それも自分の髪を犠牲にしながら。この業界、どこでも流れが早いのね。仕方なく違う人にした。

とにかく髪の色を余り明るくしないでとお願いしたのに、キンキンの茶髪になった。はぁ・・・ヤンキー色だよっ。アメリカに住んで居る分には回りは全然気にしないけど、もうすぐ日本人の知り合いと会うのに・・・。ショック。

ロングヘアーを肩まで短く切った。レイヤーを沢山入れ、ワンレンだったので前髪を作って横に流れるように長めにして下さいとお願いした。それがこれですと、雑誌の切り抜き写真を持って来たので見せた。

よく美容師の人は一目写真を見ただけの人が多いから、その写真を鏡の前に広げて置いておいた。その人は私の希望に叶うよう写真をチェックしながらカットしてくれた。

私が「カットが四角になるの嫌いなんです。（おかっぱって角があって四角だから）それってチャイナドールみたいだから」と言ったら、笑ってウケてた。私が「だからレイヤーを沢山入れてと、さっきからずーっと言っているの」と言うと、「分かったわ」と納得してくれた。

チャイナドール・・・たまに言われるんだよねぇ。チャイナドールって、アメリカ人がアジア系の女性の褒め言葉で言うらしい。中国のお人形みたいにキレイって意味だろうけど、なんだかなぁって嬉しくも何ともない。

その人から、「で、あなたは何処出身なの？」と聞かれて日本と答えると、日本と中国の違いって何なのと無邪気な質問を返された。そんな質問して恥かしくないのか。簡単に、言葉も文化も違うんですよと答えた。

逆に私がアメリカ人とカナダ人の違いやアメリカ人とメキシコ人の違いを聞いたら、一緒にするなとムカツクくせに。アメリカ人って愛国心が強い割には他国に敬意が薄いよな。

ヘアカットの結果は写真とは微妙に違うけど、一生懸命近づけようと努力してくれたので私はそのプロセスを認めるよ。私が「努力すれば報われる」の国から来た人で良かったね。（嫌な言い方）

なんだかんだで、次回もこの人でいいかなと思ってチップを20％以上弾もうかと思ったけど、この前みたいに辞められるかもしれないので、きっちり20％にした。

土曜日に、夫の地元に戻ったついでにコリアンマーケットに行って買い出しをして来た。いつもコリアンマーケットの後は、食生活が豊かになる。どんなのを買ったかと言うと・・・

・カルビ

アメリカのスーパーの肉は旨みの脂がのっていない。なので肉も不味いし、二十代後半から食が変ってサッパリ和食党になったから丁度いいと思っていた。でもカルビを食べると、毎日食べられると思わせる美味しさ。

・エビ

安い、冷凍じゃない。アメリカのスーパーは売っているけど高い。夫も大好きで袋一杯に買う。剥いて背綿を取る作業が大変だけど、美味しいから苦労も報われる。私の苦労も知らずに夫は早く食べるから、いつしかエビは食べる前にきっちり分けることにした。

・大根

冷やしうどんと大根下ろしで食べた後、残りはおでんの味付けで、ゆで卵と一緒に煮た。和辛しと一緒に食べる。おいしぃぃ。夫は食べない。義理姉夫婦は大根が大きいのでこれ何と驚いていた。ラディッシュの一族と教えた。確かに見慣れると何とも思わないけど、こんな大きい野菜って他に見ない。

・チンゲンサイ

いつも卵とじにしていたけど、今回ネットで見たレシピで料理したら、とても美味しく出来た。「私ってすごい？」とレシピのおかげを棚において悦に入る。

・もやし

炒めて、インスタントラーメンと一緒に。

・豆腐

アメリカのスーパーにも売っているけど高い。コリアンマーケットの方がすごく安い。

・納豆

OL時代の朝ご飯で毎朝食べて飽きていたけど、今はご馳走レベルに昇進。

他に、明太子が欲しかったけど売ってなかった。（冷凍はあったけど）
こんなんで豊かなの？と日本にいれば思うはずだ。

自分で作って美味しいと絶賛している。他に作る人いないし。やっぱり戻るところは家庭の味なんだなぁ。

一週間遅れの母の日をした。義理姉の提案でみんなで義理母の裏庭を手入れするのをプレゼントにしようというのだ。面倒臭ぇぇと思いながらも参加した。だいたい、夫なんて私の母に何もしていないのに何で私ばっかりとも思う。

念の為、裏庭に置くランプをプレゼントであげたら喜ばれた。義理姉は庭に植える花や植物を持ってきていたので、私達も何か持ってきて良かった。

義理姉は最初は張り切っていたけど、余りの荒れ放題で中々終わらず次第に不機嫌になっていた。やっぱり来年は「物」をあげた方がいいと言う始末。

義理母と義理姉は日焼け止めを塗っていなくて、顔が真っ赤だった。恐ろしいぃぃ。私は日焼け止めとつばの広い帽子を被っているのに。

私が義理姉の息子と日本に帰ったらアニメのカード（遊戯王？）を買う約束を以前していたので、日本行きをキャンセルした事を伝えるとすでに知っていた。多分、義理叔母から聞いたのだろう。ここの親戚関連のゴシップは流れるのが早い。ちょっとビビる。

姪（7）と甥（5）と2ヵ月ぶりくらいに会ったら、背が伸びていた。「大きくなったねー」と言いながらも、体重も更に太目になっていて驚いた。ぽっちゃり？子供のうちから太っていたら、大人になってからもっと苦労するのに。

でも彼らは太っている認識は薄く、ランチにポテトチップスばかり食べている娘に義理姉は「そんなに食べると○△（女の子の名前）みたいになるよ！」と言っていた。その女の子はクラスで一番太っているらしい。私が「その子が引越したら、あなたがその座に移るかもね。アハハハ」と言ったら、義理姉と娘は無言だった。やべっ。

その後、義理姉のご主人のサッカーの試合を皆で観戦しに行った。日陰が無いもろに日差しが当たる場所で私は日焼け止めを付け直した。義理姉はサングラスだけだったので、日焼け止めを勧めたら付けていた。他人事ながら姉のお肌と（義理母はもう歳だからいいみたいだけど）、子供達の体重が心配だ。

夕飯は皆でレストランで食事をする。煙草の話しになって、義理姉夫婦が子供達に「煙草を吸うとどうなるの？」と質問すると子供達が「病気になるの」と答える。更に「大きくなったら煙草を吸いたい？」と聞くと子供達は「絶対、吸わない」と答えた。

へぇこうゆう教育も今からしてるんだぁと感心する。そこで夫が「レイコ叔母さんは、以前煙草を吸っていたんだよ」と水を差すことを言うので「話すんじゃない！」と夫を叱った。確かに二十歳くらいの時に吸っていたけど、体に合わなくて数年で止めた。

義理姉のご主人が「待って、それでもいいんだよ。なぜだか分るかい？レイコ叔母さんは煙草が悪いことに気付いて止めたんだから。素晴らしいと思わないかい？」と切り返してきた。いやぁー、あなたのその機転の聞いたその言葉の方が素晴らしいですよ。ちょっと感動。

義理姉夫婦と私達はテレビのサバイバー（日本版もあったね）が好きで、その話題で盛り上がる。義理姉のご主人は物静かでスポーツマンだから、サバイバーに出たらいい線まで行くんじゃない、申し込みなよと勧めたら、義理姉夫婦もそんな話しをした事があって申込を見ていたらしい。

サバイバーの中盤に家族が会いに来る時があって、家族も一緒にゲームに参加する。そのゲームがゲテモノ食いで争うのが多い。

レイコ「お義理兄さんが出たら、お義理姉さん昆虫を食べなきゃならないよ」

義理姉「だから来る家族の覧にレイコの名前入れることにしたから。だってレイコは何でも食べられるから」（悪意の無い笑顔）

レイコ「（なんですとっ！）えぇぇ、昆虫は食べられない！駄目！」

確かに、一緒に何か食べに行っても私は何でも好き嫌い無く食べていたけどさ、こんな風にこの人達に映っていたなんて・・・ショック。生魚の寿司を食べている時点でゲテモノだったのだろうか。

しかし、義理兄の為に、虫は食べられない。いや、夫の為でも無理。お金の為でも無理かも。