待つのは疲れる

2004年5月14日 日常
アパートの年間契約を更新した時に、「レストランのギフト券」か「プロのカーペットの洗浄」のどちらかをプレゼントしてくれると言うので、カーペットにした。

朝からカーペットの上にある物をキッチンとバスルームに移動して準備して待っていたが全然来ない。夕方、しびれを切らしてドアに「十分で戻ります」のメモを貼って犬の散歩に行って戻ってきたら、勝手に鍵を開けて掃除してた。なんだよそれ。

プロの掃除を見たかったので興味津々で見ていたが、雑だった。私が代りにやらせて欲しいくらいだ。普段、私が掃除機をかける時間よりも早くカーペットの洗浄は終わった。

気持とは逆に「まぁーキレイな仕事をしてくれてありがとう」とお礼を言うと、掃除した男性は満更でもなさそうな顔していた。その仕事で本気で私が言っていると思っているの。単純。

アパートの入居前に「カーペット洗浄済み」とあるけど、あれだったらたいしてキレイになってないなとがっくりする。

まっ、タダだし、取りあえずやらないよりはマシだから良しとしよう。

アメリカの自宅に来る業者って日にちだけ指定するから、一日中家に居なくちゃいけないことが過去に何度もあって、本当にじれったい。こうゆう社会の体質なんだろう。

アメリカに来た始め、ベッドの配達の業者が全然来なくて一日中家に閉じこもる羽目になって気が狂いそうだった。でも、今は家に居ることに慣れて落ち着いてしまったので、待つ事に疲れるのは同じだけど、一日中家にいることは大丈夫だ。

夫に「私が家にいるのが好きになって良かったでしょ」と言ったら、「そうやって責める」といじけてしまった。
義理従兄弟のエリックにマッサージをする日。

叔母と二人でエリックのいる施設まで車で移動する間、義理叔母は今日は機嫌が悪いみたいで無口だった。って言うか、無言。私が話題を振ったら話すけど、叔母の苛立ちは隠し切れない。

私はこうゆう態度が一番ムカツク。もうマッサージするの止めたくなった。もしかしたら叔母は頭痛がするのかもしれないし、他に体の調子が悪いのかもしれない。でもさ、大人なんだから、ましては親戚関係なんだから、もう少し気を使えやと思う。こっちだってめい一杯気を使ってんだから。

だから、そうゆう態度で来られると私のこと下に見ているな、敬意なんて払っていないなと思うよ。

マッサージが終わり、娯楽室で義理叔母を待っていると6歳位の男の子が私に近づいてきた。私が「こんにちは!元気?」と話し掛けたら、側に居た若い女性スタッフがヒステリックにギャーギャー喚きたてるので何かとよく聞くと「彼は噛んだり、つねったりするから近づかないで」と私に注意を促していた。

そしたら、その男の子がそのスタッフに向かってツネリ始め、唾を引っかけていた。そのスタッフが「止めなさい!!」とギャーギャー怒っていた。そのスタッフの人の話し方がギャーギャーわめいているから、二人で遊んでいるとしか見えない。だから男の子は面白がってつねるのかなと思った。

義理叔母宅に戻る。みんなで裏庭で談笑する。テーブルで義理叔母がクラブサンドを食べていた。義理叔父が素足を同じテーブルの上に乗せていた。そんな汚い足の側でよく食べられるよなぁと思う。

みんなで話し始めたら義理叔母の機嫌も良くなって話すようになった。でも逆に考えれば、私と一緒だったら気を使わないでいいとも取れる。ちっ、どっちにしてもムカツク。まぁ、悪い人じゃないんだけどね。

義理叔母夫婦の高校生の娘はもうすぐ卒業だ。今、反抗期で生意気盛りらしい。娘が帰宅して義理叔母が娘に私達夫婦に挨拶しなさいと「say Hi」言ったら、娘が「オーラ」とスペイン語で返して来た。おぉ反抗しているよ。かわいい。娘の飲みかけのアイスコーヒーを、父親がチュパチュパと同じストローで飲んでいたのでちょっと健気に映った。

帰りの車の中で夫に義理叔母のことを話すと、私達が施設に行っている間、カスターがトイレのごみ箱から使用済みの生理用品を持ってきたらしい。だから叔母さん生理だったんだよと普通に語る。でもあなたの従姉妹のかもよと言ったら、そんなの想像したくないと拒否していた。その使用済みを夫がかたずけたらしい。おえぇ。

その後の姉。

2004年5月11日 日常
実家の母と電話で話す。昨日、お父さんとあんなこと話したよと報告する。私が父に話した事は、普段母や姉達も父に言っていることなので、今更って感じで母も聞いていた。

それはさて置き、私が気になっていたのが姉のお付き合いの行方だ。(ちょっと前に日記で書いた)結婚するのかどうなのか。このままゴールインかなって思っていたのだが、どうやら駄目になったらしい。軽くショックを受ける。母も期待していたからがっくりしていた。

相手の男性が海外出張に行った時の、姉へのお土産が携帯のストラップだったらしい。ふざけんなっと思わず投げ返したくなる品物でビックリです。お土産は値段じゃなくて気持だって分るけど、もう少し金使えやと思う。

すごく残念な結果だったけど、色々話しを聞くと姉に対しての誠意と愛情が感じられなかったので、これでいいのかなとも思った。本当に好きならもっと行動が伴う訳だし。すごく愛されて結婚して欲しいと願うから、今回は縁が無かったと私は思う。

姉が私に報告しなかったのも、何となく別れの予感がしてたんだろうな。私は知らないことになっているので、確かめることも出来ないが。

いずれにしろ、私はひっそりと姉の幸せを願うばかりだ。
本当は母の日に電話をかけたかったが、日曜日で姉達が家に居て話したくなかったから、月曜日に電話をかけた。実の姉を避けている私って一体・・・。

夫が張り切って母に電話をかけた。狭い家なんだから2、3回鳴って母が出なかったら切ればいいのに、しつこく鳴らしているから父親が出た。そしたら何も言わずに咄嗟に私に電話を代りやがった。

「お母さんいないの?じゃねぇーばいばい」と言って電話を切る訳にもいかず、父と四十分くらい話す。主に私が、暇ならインターネット始めればとか、健康の為に歩いた方がいいよとか余計な提案をする。

父が「なんで夏に帰るの止めたの?お父さんレイコが帰って来るの楽しみにしていたのに」なんてカワイイことを言う。

こうやって電話で話す分には、父はいい人なんだけどね。外面がいいからかな。でも一緒に住むとやっかいな人だ。

「お父さんが定年後、毎日朝から飲んでいて家の雰囲気が悪いから」なんて本人には言えません。

もう一つ別の理由で「姉が意地悪だから」も、後から父がいじけた時に姉達に私がこう言っていたと告げ口しそうだから言わない。

穏便に「お正月に全然帰って無かったからお正月に帰ろうかと思っている」と言う親孝行な娘。(自分で言ってるよ)

父は家族から総好かんを食っているので久しぶりに私と話せたことで楽しそうだった。父は今からでももう少し家族を大事にした方が悔いなく往生出来るんじゃないのかな。だってもう過去には戻れないし。もっと母とも仲良くして、円満にすれば「終わり良ければ全て良し」で、私達家族も生きながらに成仏できるのかも知れない。

犬から

2004年5月9日 ペット
母の日のプレゼント、犬からラストサムライのDVD貰いました。もちろん犬が拾って来た訳でもなく、夫が買ったのですが。有り難く頂きましたけど、子供を諦めたカップルみたいで恐いよ。縁起が悪い。

実際、犬の世話は殆ど私がしているから、感謝されて当然なんだけどさ。(口には出さないけど)でも、初めて祝って貰った母の日が愛犬からってどうなんだろう。

夫はDVDが入った袋を犬の首にかけて私に持って行かせようとしたが、思いっきり犬に不信がられて逃げられていた。だから、自分で手渡していた。それも犬からのメモ付き。おっさん、かわいい演出しようとしたみたい。

夜中、犬が吐きそうで「おえぇぇ」と悶えている時、私がその気配に察知してガッバと起き、今にもカーペットに吐きそうな犬をバスルームに誘導してバスタブに吐かせた事が数回ある。夫は何も気づかずに熟睡。それ以来、私は犬の気配に敏感になっておちおち寝られない体になってしまった。眠りが浅い。

夫はそれを見て「母親の感だ」と感心している。カーペットを汚されて夫が掃除するならいいけど、掃除をする身としては、未然に防いで余計な仕事を増やしたくない。

私は犬が何を欲しているのか高い確率で解る。夫は可愛がるだけで、余り理解していないようだ。

可愛がる人(夫)と世話する人(私)で私達夫婦は愛犬にとっても丁度いい組み合わせなのかもしれない。

あやうく遭難

2004年5月6日 夫婦
夫は学校のテストが終わって早めに帰ってきた。なので、私が読んでいる児童書の第一章を夫と一緒に読んで復習してもらった。夫は先日の「北風と太陽」と同じで物語が意図している罠にまんまと嵌まっているので、呆れたと言うか感心したと言うか、本当この人って心は少年の大人って感じで笑えた。それは、けなしているのか褒めているのかは疑問なのだが。

その後、夫が州立公園で散歩してリラックスしたいと言うので行ったら、今年から年間パス制になったと言うので離れた事務所まで車で行って手続きした。事務所の裏も違うハイキングコースがあるので、ついでにそこで散歩することにした。

ハイキングコースと行っても、自然の森の中に小道があるだけだ。こっちの方がいつものコースよりも人がいなくて自然らしくていいねと話していた。と言うか、歩いているのは私達だけだ。

私達はロングコースの小道に入ってしまったらしく、いくら歩いても山道が続くだけだった。途中にあるのは矢印だけで地図も案内の表示も無い。

すぐに帰る(30分くらいで)つもりで来たのに、二時間近く歩いていた。もしかして私達って迷っている?とやっと気づいた。

途中、「今夜のニュースになっちゃうかもよ」とちょっと笑えない冗談を話していた。ブレアーウィッチプロジェクトと言う映画さながら森の中をさ迷う。事務所で地図を貰ったけど歩くのに邪魔だから車に置いてきた。たした映画も後からどんな事になるかも知れずに途中で地図を捨ててしまっていたっけ。

私達が持って来たペットボトルの水がせめてもの救い。一緒に連れてきた犬は途中から草を食べ始めるし、それは生存に備えての準備なのかと私達を益々不安にさせる。(犬にもちゃんと水は与えていた。)

まわりは木ばかりの同じ風景。出口の見当も付かずにただ歩くのはとても不安だった。夫は今朝はテストで食欲が無く何も食べていない状態だ。いつものコースで少し歩いた後、ファーストフードにでも寄って何か食べる予定だった。

今思えば最後の分かれ道の三本道・・・。夫が「どっちに行く?レイコが決めて」と私に選択を迫った。夫は自分の選択が間違えて後から私に責められるのを恐れて全ての責任を私に押し付けてきたのは見え見え。遭難より私に責められる方を恐れているなんて、少しショック。

二人で別々の道を歩いて様子を伺って見ることにした。私の道はカーブ続きで先が見えないが、上り坂で行きに下っていたので何となく出口に向かう気がした。夫の道は緩い下り坂だったので、私の道を行くことにした。

だんだん歩いていくと、矢印の表示が多くなり見たことがある風景にやっと出会えた。そこで、ホッと一息つく。夫は頭から滝のような汗をかいて、頭が痛いと訴える。犬は私達の心配なぞ知らずに元気いっぱいに嬉しそうだ。そりゃ、こんなに長い散歩が出来たんだから楽しいはずだ。私は後半、不安の現われで自然と早歩きになり、先頭を歩いていたので疲れがどっと出た。

無事に出口に着くことが出来てめでたし、めでたし。

やっぱりああゆう選択の分かれ道(正に!!)の時は、ネガティブな人よりもポジティブな人の選択の方が勘が働くのかもしれない。

私が夫に事務所に行って、途中の地図も無く表示も矢印のみで分かりづらかったから報告した方がいいんじゃない?と言ったら、そんなこと恥かしくて言えないだとさ。

順番

2004年5月3日 義理家族
夕方、義理姉から電話で父親の奥さんの娘が10分前に無事に赤ちゃんを出産したと電話があったからと報告してくれた。夫と良かったねと喜ぶ。

三時間後、夫の父親から電話があって同じ報告を受ける。私は少し白けた気分になった。父親は娘には10分後に電話して息子には三時間後なんだね。

喜びを分かち合いたい順番。はっきり出ましたって感じかな。義理父よ、もっと気を使おうよ。まさか娘がすぐに弟に電話するとは思わなかったのだろうけど。あんなに奥さんと孫が生まれることをいつも話していて、私達もそれなりに楽しみにしていたんだからさ。

言わなきゃいいのに私はそのことを夫に指摘する。夫は別に気にしていないと言った。夫は、両親が離婚した時から親に期待しなくなったみたい。

夫の父親も母親もいつまで経っても自分勝手で都合の良い時だけ親子ごっこをしている。私はいつもそうゆう偽物を見ると白ける。

北風と太陽

2004年5月2日 夫婦
この物語知らない人が身近にいた。私の夫だ。なので私が話すことにした。北風と太陽、どっちが旅人のコートを脱がすと思う?と質問したら、北風と答えたので笑えた。君は子供かい?

この物語は奥が深い。私は義理家族に太陽で応戦したようなものだ。まっ、相手は私のことなんて何とも思っていないだろうけど。今も思い出すとムカツク。ちっ。でも今は保留にしておこう。

人は北風に対してはコートのように固く心を閉ざすばかりだ。今日、ニュースのアメリカ軍を見てこの物語を思い出した。

Gパン

2004年4月30日 夫婦
先日買った$15のジーンズは、履く靴によって裾が微妙に床に着きそうなので直しに出すことにした。

夫「どこに持っていくの?」

レイコ「コリアンのクリーニング屋」

夫「そこ初めてなんでしょ?なんでコリアンだと分かるの?」

レイコ「行った事無いけど、クリーニング屋ってコリアンが多いし、もしくは中国人?ダンキンドーナッツは印度人で、ガソリンスタンドはアラブ人が多いから、クリーニング屋もそうかなって」

夫「寿司屋は日本人?あはっはっは」

レイコ「寿司屋は中国人の方が多いよ」

何気に、チクチクとした会話だったりする。

行ったクリーニング店はコリアンだった。そこの女性はジーンズの事を咄嗟に「Gパン」と呼んだ。Gパンって確か”戦後”に出来た和製英語(戦前、韓国で日本語教育されて今でも日本語に似ている言葉があるのは知っている)のはずだけど。語源はGIが履いていたからとか。韓国でも使われているんだ”へぇ”と思った。

アメリカでジーンズの直しは初めてだから、上手くやってくれるか不安。でもジーンズが$15で安かった分、実験代になるには丁度いい。代金は$8なんだよね。安いんだか高いんだか。日本だったらジーンズの直しは店で無料でしてくれるから、こうゆう余計なお金は使わずに済むのに。この直しが気に入ったら、これから丈が合うジーンズを探す苦労が省かれる。

子供の本

2004年4月29日 日常
外食した後、本屋に立ち寄ってぶらぶら見て回った。

夫が経済雑誌を持ってきて、「ほら、ウォールマートに西友が入っているよ。ウォールマートが参入した後、売り上げが20%アップしたんだって」と自分のお手柄のように話して聞かせる。今ごろ知ったの?西友は日本でよく夫婦で買い物していたから、夫も覚えていて興味を持ったのだろう。

姪の誕生日プレゼントに何かいい本でもないかと探していたが、結局は自分が読む為に子供用の本を買っていた。

以前、シドニーシェルダンの本だったら英文でも話しに夢中になれるかなと思って買ったが、駄目だった。そして日本の事が書かれている本だったら分かりやすいだろうと思って買った芸者の本も挫折。

その後、必死になって読んだマッサージの医療用の本に比べれば、普通の小説なんて全然簡単だった。私もやれば出来るのねと思ったのも束の間。私は何か必要に迫られないと必死になれないみたいで、シドニーシェルダンも芸者も再び読む気にはなれなかった。

その後、夫の勧めで子供用の本から始めたらと目から鱗の意見に賛成して、今日に至った。

以前、初回のハーリーポッターの映画が上映された時、映画館に見に行った。大人でも楽しめて面白かった。しばらくしてから、テレビでも放送されたのでもう一度観てみたら退屈で途中で飽きて止めた。やはり話しが子供用だからだと思う。じゃ、ハーリーポッターにベットシーンが入ればお前は満足なのか?とツッコミも入るかもしれないが、(そんな下品なツッコミは誰もしないって)そうゆうことでもなく、ハーリーポッターにはドラマが無いのが二度楽しめない理由な気がする。

なので子供用の本も、話しが子供過ぎても読む気になれないだろうし、ちょっと探すのに苦労したが、子供の頃に読んだ気がする本を見つけたのでそれを買った。
義理従兄弟エリックにマッサージをしに行った。

いつもエリックがプールのクラスがあった日は、塩素の匂いがするからすぐに分かる。前回、義理叔母が「今日、プールだったの?」と息子に話し掛けていたが、私は彼から塩素の匂いがしないからプールは無かったと分かっていた。

今日も義理叔母は同じ質問をしていたので、塩素の匂いがしたから、「プールは有ったみたいですよ。ほら、プールの匂いがする」と教えてあげた。義理叔母も嗅いでみたが分からないみたいだった。義理叔母に「エリックはプールが終わった後、シャワーを浴びるんですか?」と聞いたら「浴びない」と言われ「プール用のシャワーも?」と聞いたら「タオルで拭くだけ」と返ってきた。ちょっと絶句。

エリックのルームメイトは、ある日とても異常な泣き方をしていたので調べたら脚を骨折していた。義理叔母は「多分、朝の忙しい登校時に車椅子同士がぶつかったのかも」と言っているので、私が「きっと運動出来ないから骨が弱いのかもしれませんね」と当たり障り無く返事をした。そして私が「殆どの人はその話しを聞いたら、虐待?って思うかも知れませんね」と本音も言ってみたら「そうかもね」とサラリと相づちされた。

今日は、エリックの口臭がきつかった。倒れそうな位に。でも耐えながら仕事をした。後から、義理叔母も気付いて看護婦に口の中を拭いてあげてとか、呼吸が苦しそうだったら呼吸器を付けてあげてとお願いしていた。看護婦が「私がエリックの面倒を良く看ているのは知っているでしょ」と答えていた。私はそうゆう言い訳っぽい返事は好きではない。そう言うなら今から呼吸器つければいいのにって思った。

私が後から義理叔母に「さっきの会話で思ったんですけど、あの看護婦はなんで「これから気を付けます」ってシンプルに言わないのでしょうかね」と言ったら、「彼女は本当にエリックのことを良く看ているの」と看護婦を擁護する出来事を話し始めた。ふーん。

今日の小さい出来事の一つ一つが、私をどんよりとした気持にさせる。義理叔母からすれば、看護の大変さが解るから余り細かくスタッフに言わないのかもしれないし、余り細かく言ってケチをつけるような事はしたくないのかもしれない。私から見てもスタッフは大体は良く看ている様子だ。

叔母宅に戻ってから、夫と叔父も交えておしゃべりをする。この夫婦の話しって面白いから好き。義理叔母は今夜、近所の奥様達とワインを飲む会がご近所の自宅であったのだがキャンセルしたそうだ。でも今回のホストの家のインテリアが見たかったと残念そうだった。インテリア大好きの義理叔母は皆でおしゃべりするよりも、毎回ご近所の家が覗けることが楽しみのようだ。

私が皆どんな服装で来るの?と聞いたら、カジュアルでジーンズとかと言うので、でも実際はカジュアルだけど小物が高価でそれを何気に見せ合ったりしているのかなと言ったら、そんなこと無いわねと言っていた。みんなすごい豪邸に住んでいるから、見栄の張り合いなど今更しなくてもいいのかもしれない。

義理叔母が私の報酬を払う時、いつもより多かったのでお釣を渡そうとしたら、いつも施設までガス代がかかっているからいいよと言ったので有り難く受け取った。

でも後から夫が、その会話で叔母が「良くやってくれているから賃金アップと」言っていたそうだ。だから次回も今回と同じ多い金額だよと教えてくれた。そんなこと言っていたんだ。聞き取れなかったよ。義理叔母もお金の事だからその部分はサラリと言ったのだろう。

わーい。しかし、本当に次回も多いか確かめる迄は糠喜びに終わらぬように気を付けよう。
夜、シャワーを浴びていたら停電になった。

最初は電気の球が切れたと思ったので、夫に他の電気を点けてもらおうと夫の名前を呼んだが返事が無いのでヒステリックに名前を叫んだ。(恐っ)のろのろと夫が登場して停電だと分かった。返事くらいしろ。夫が「レイコは停電でパニックになった」と言うからムカついた。私はせっかちだから、呼んでも反応が無い、遅い、トロイ奴が嫌いなんだよ。

懐中電灯は○△にあるから持ってきてと言っても、どこにあるか分からないし。以前、教えたのに忘れている。冷蔵庫は絶対開けちゃダメだよと言っているのに、開けようとする。一々説明しないと解らないのかね君は。

キャンドルを頂いたりする機会が多いので、非常時には困らない位ある。しかし、どれも香り付きだから一度に全部点けると部屋中に匂いがこもる。

窓の外のアパートの集落は真っ暗で、夫は面白がってバルコニーの椅子に座って回りの様子を観察していた。

電気が無いと、する事が無い。真っ暗だから本も読めないし。夫がここぞとばかりに「セックスするには丁度いい」と言う。それって誘っているの。妙にはしゃいでいる夫。髪が濡れたままベットに入りたくないんだよね。

本当、する事がないから11時前にベットに入った。しばらくしたら電気が点いた。取りあえず髪をドライヤーで乾かす。一度ベットに入った体は、睡眠モードに切り替わったみたいで、眠くなってベットに戻る。夫も同じ、二人でベットからニュースを観て寝た。

なんだか急に疲れが出た。結局、夫は何もしないではしゃいでただけ。楽しそうで良かったね。
実家の母と電話で話す。

私の姉は近所のご夫婦から紹介された男性と半年前からデートしている。そのご主人が母に「○△ちゃん(姉)と〜君は上手くやっているかい?」と聞いたそうだ。母は姉からデートの様子を聞いているから、「上手く付き合っているみたいです」と答えた。ご主人が「もう付き合って半年過ぎているんだから結婚するかどうか決めさせないとな。〜君に言ってみるよ」と言ったので母が「よろしくお願いします」と言ったそうだ。

わぁ・・・半年で結婚を決めるの?短いような、なんだか微妙ぉぉぉ。

母にその事を言ったら、「二年も三年も付き合ってたら○△ちゃんは妊娠できなくなっちゃうよ」と言われた。うーん、確かに。

結婚とは別に相性が合わない感じのまま、ずるずると無駄に付き合わないことを勧めているのかもしれない。年齢が微妙だから、これも回りの心使いってことか。

私も妊娠に関しては他人事じゃない。夫が学校を卒業しました。はい、妊娠しましょ。と狙い撃ちして出来るものじゃないし。なんだか不安。最近、試し撃ちもしてないし。(って誰も知りたくない)

ご夫婦は地元で顔が広いので他の人から「誰かいい人いない?」と頼まれるみたいだ。なので特に姉の為だけでなく、色々と世話する人を抱えているようだ。

私は紹介だろうがお見合いだろうが、出会いは出会いだからきっかけは何でもアリだと思っている。その後、お互い好きになればいい。月並みだが、一生を共にする良いパートナー、親友みたいな関係な人と出会って欲しいと願う。

母は旅行で行った先々の名所の神社で「娘が早く結婚しますように」と祈っているそうだ。なんか健気だ。
ツナにすし酢を加えて、それをご飯に混ぜる。そしてその上にワサビ醤油をつけたアボカドをのせる。もみ海苔を散らす。

紫蘇と白ゴマがあったらいいのにな。

鉄火丼とか、ちらし寿司が食べたい気分だったので適当に作ってみた。アボカドはカリフォルニアロールにも使われるくらいだから和風に合う。ちょっと青臭く感じたけど、美味しかった。

気に入ったので、またすぐ作って食べるだろう。そして何度か繰り返して飽きて食べなくなるんだよなぁ。

能面

2004年4月21日 日常
夫が運転する横で、助手席に座りながらサイドミラーを覗くと、老けた私の顔がそこにあった。ちょっとびびった。それは夕暮れ時のせいばかりじゃない気もする。

私が夫に老けて見えたことを伝えると、それは私がいつも落ち込んでいるからだよと言った。そうかもしれないね。多分。最近、顔に力が入っていないから。顔に表情がない。

日本に帰りる事を一つ諦めた事で、私の中で何かぷっつりと糸が切れてしまったようだ。

毎日の私のやるべき仕事、家事と筋トレと犬の散歩はしているが、それ以外は何もする気になれない。

春だけど暑い

2004年4月19日 日常
チューリップが咲いているのを見ると、春だねと嬉しい気持ちになる。(画像が欲しくてリンクを張っただけです)

いきなり暑いっす。すぐにまた肌寒くなるんだろうけど。まるで初夏みたいな陽気です。やっと犬の散歩も楽になって嬉しい毎日。

冬の余りの寒さに、このまま犬を放して(別の言葉で”捨てて”)しまおうかと衝動に駆られた時もしばしば。これを言ったら回りが引くよねって感じだけど、夫に言ってみたらやっぱり引かれた。

本当にこれをしたら離婚だって。「犬を放したくなるほどの妻の精神状態は心配じゃないの?」って聞いたら、「とにかく犬を捨てる人とは一緒に住めない」のだそうだ。じゃーあっさり別れたい時は犬を捨てればいいのね。って酷いことも思うけど、これは言わなかった。

でも実際は捨てたりしませんけどね。念の為。そのくらい寒かったと言う喩えですよ。喩えにしちゃ残酷ぅぅ。でも本当に散歩から解放されたい程寒かったの。と更に念を押す小心者。

犬の散歩をすると四季折々を体で感じることが楽しみなのかな。リタイアしたご隠居みたいな台詞だね。働いてた頃も、肌で季節を感じてましたよ。それは咲いている花を見て春だねと。でも今はつぼみを見てもうすぐ咲くね!と成長を見届ける余裕があるのです。

帽子もキャップからつばの広い夏用の帽子に切り替えて、日焼け対策に抜かりはない。日焼け止めは冬でもしっかり塗っている。日本女性からすれば「当たり前でしょ」になるが、私の回りの知っているアメリカ人の義理家族の女性達はそこまできっちりとはしてない。

それで、染み、そばかすが出来たとか、皺が増えたとか言っているから、ちゃんちゃら可笑しい。紫外線対策は季節は関係無く、一年中しなきゃ駄目なのにね。面倒臭がってたら”若さ”や”美”は手に入らないってことですよ。
暖かかったので夕方の犬の散歩は夫と一緒に行く。二人でおしゃべりしながらの散歩もたまにはいい。

私が住んでいるアパートの集落は、値段ごとに作りも外観も違う。私が住んでいる部屋は各世帯ごとに洗濯機と乾燥機が入っている。洗濯機と乾燥機が無いアパートは、アパートの共同コインランドリーを利用することになる。

私が「子供がいる家族で洗濯が多いのに洗濯機の無いアパートに住むなんて大変だよね。(不便な分、値段が洗濯機がある物件より低い)そう思うと私達は貧乏で夫婦だけだけどこうやって洗濯機のあるアパートに住むことが出来るから、私達は今の状況を感謝しなくちゃいけないね」と夫に言った。

夫が「でもロースクールを卒業しても学生ローンはあるし弁護士の試験もあるし・・」と言い始めた。「なんで私が貧乏でも今の状況を感謝しようと前向きな事を言っているのに、そうやって否定的な事しか言わないの?」と言ったら、夫が黙った。

しばらくして無言だった夫が「I love you」と言った。

「はぁ・・・?ねぇ、”愛している”ってハローって意味じゃ無いんだけど。分かってる?もっと他のこと言えないの?」と私が言う。

”I love you”は困った時に言う便利な台詞じゃ無いんだよ。夫は、いつも言葉に詰まるのこの台詞を言う。この人は何も考えていないんじゃないのって思いたくもなる。私がこの状況で「好きだよ」なんて言われて喜ぶとでも思っているのか?訳分かんない状態。

夫も状況が解ったみたいで、「もっと前向きに考えるよ」と言った。そして二人で順番に前向きな幸せの項目を挙げていった。「夫婦とも健康」「夫婦仲が良い」とか傍から見れば、何言ってんだこいつらって感じだが、言葉だけだけど、こうゆう作業は建設的で前向きな流れに変るから元気になれる。

私は神には祈らないが、小さな事も感謝することで幸せな気分になれる気がする。でも貧乏は早く抜け出したいのは本音だ。

まとめて簡単に

2004年4月15日 日常
月曜日、日記を書こうとしたらメンテナンスで書けなかった。そのままずるずると今日まで至る。前も同じ状況で書きそびれたし。習慣より勢いで書いている私はタイミングを失うとそのまま消えてしまいそうだ。

ここ二、三日の簡単日記

★ セールでなんと$15でブルージーンズを買えた。もちろんローライズですがな。

★ 落ち込みがひどくて目に力が入っていない気がする。

★ 腹筋、腕立ての筋トレに、背筋、スクワットを加える。ムキムキを育てるには、筋肉を痛めつける限界の回数までこなさなくてはならない事を知って、改めてやり方を正す。顔のストレッチもまめにする。

★ 義理従兄弟エリックのマッサージに行った。超ご機嫌で可愛かった。彼が私に慣れてくれることは、ささやかな喜びかな。

★ 義理叔母夫婦に腕のムキムキを披露する。見せる喜びに浸る、ナルシスト。ムキムキの人がわざとぴっちりしたTシャツとか着る気持ちも分かったり。

★ 冬物と夏物の入れ替え。クローゼットのスペース確保もあるが、着ない服は畳んでboxにしまった方が形が崩れないし、クローゼットの開け閉めで埃も入るから埃防止にもなる。去年、履けなかった夏物のカプリパンツが入った。去年の夏は妊婦のようにワンピースしか着れなかったから嬉しい。
義理母と私達の近所のレストランでイースターディナーをした。

年配の素敵なオジサマ風のマネージャーが挨拶しに席に来た。

マネージャーが「いらっしゃいませ。ここは初めてですか?お近くにお住まいですか?」

と聞いたら・・・

義理母が「私達は今日が初めてです。私は〜に住んでいて、息子夫婦が近所なんです。いつも彼らがここを通って行ってみたいと思っていて、今日はイースターだし、今週は息子の誕生日だからだから来てみたの」

よくここまでペラペラと知らない人に話すよなぁと感心する。義理母が何処に住んで居るとか、息子の誕生日とかマネージャーは知りたくもないと思うよ。素敵なオジサマは、笑顔で対応していて慣れていたけど。義理母パワー凄し。

ディナーの主な会話は、もっぱら義理母の話し。義理母は踊りに行きたいけど、仲良しの女友達は年を取って足腰が弱って疲れるから行きたくないんだそうだ。だから、一緒に行く人がいないと言うから、私が付き合うよと言ったら、独身じゃないから駄目と断わられた。

義理母の世代はジルバとかステップを踏んで踊るダンスなので、習いたいから行ってもいいかなと思ったんだけど。義理母はディスコブームの前の世代だそうだ。私の親も同じ世代で飲むと踊りたがるよなぁと思い出したり。

ディナーの最後にお皿にチョコでハッピーバースデーと書かれたショートケーキが出てきた。義理母のおしゃべりもたまには役に立ったみたい。

週末の予定

2004年4月10日 義理家族
やる気無しの生活がまだ続く。ずーっと日本行きをキャンセルするか悩んでいたけど、キャンセルすることにした。悩み事から一つ解放された感じかな。

今夜は、義理姉夫婦の家に食事に呼ばれていたけど、行く元気が無いから昨夜夫がキャンセルした。夫は行きたそうだったから、一人で行けばと勧めたけど、一人じゃ嫌なんだってさ。いいじゃん、しょっちゅう家族と会ってんだから、たまに会わなくても。

明日は、イースターなので義理母が私達夫婦の所に来て、レストランで奢ってくれるんだって。そこは、近所で唯一の個人経営のレストランで、まだ行ったことがないんだけど、HPがあってメニューの値段を見たら結構高かった。それを夫が母親に伝えたら、イースターだからいいわよと太っ腹なことを言っていたらしい。

本当は一緒に過す気分じゃないけど、予約してあるし、義理母が来てお金を出すんだったらいいかなって、割り切ることにした。ちゃっかりした嫁だよね。

義理姉夫婦は明日はダンナさんの両親の家に呼ばれて行くらしい。だから義理母は一人って訳でもなく、彼女の姉達から招待されたけど断わったそうだ。義理母の姉は、更にパワーアップしたマシンガントークで、義理母は行っても自分が話せないから、私達の所に来ることにしたんだと思う。

私達は大人しいからハイハイ話しを聞くので、居心地がいいのかもね。

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唯

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