元旦と蕎麦

元旦はのんびりと夫婦で過ごした。犬の散歩したり、夜はテレビで元旦恒例の地元のパレードの中継を見たり。今年は余りホームシックにならずにアメリカの年末年始に慣れた感じだった。特に何もないアメリカの元旦も有りかなって思うようになった。

昼頃に夫が「グッドラックヌードルはいつ食べるの？」と聞いてきた。今更年越しそばのことを言っているから「それ昨日の食べ物だけど」と言ったら「なんで言ってくれないんだ！」と軽く怒られた。

私が「だっていつも興味無さそうだったじゃん」って言ったら、「俺にはグッドラックが必要なんだ！」とすごい勢いで言われた。

私も一時は日本の習慣を忘れちゃいけないなと思って、大晦日に年越しそばを作ったこともあったけど、夫は”一緒に食べておけば機嫌がいいんだろ”みたいな感じだったし、今年はもう日本を引きずらなくてもいいかなって思った次第だから省いたのに。

そしたらこれだよ。だから元旦の昼は蕎麦を食べた。食べ終わってから、「これでグッドラックだ」って夫は満足気だった。細かい事は抜きにして、信じるものは救われるって言葉もあるからこれで良しとしよう。