猿島を見た

2007年1月3日 映画
昨日、この映画を見た。ガールフレンドの表情が媚びた感じで鼻に付いた。いつも口をすぼめた感じが特に・・・媚びた表情って思ってしまった。こうゆう口をすぼめた表情って90年代の顔なのかな。そうゆう表情を監督が作らせたんだろうけどね。彼女の表情が気に入らなくて、静かな恋人達を見守る事が出来なかった。

映画の内容より、懐かしい景色を見て胸がキュン♪とした。

まずサーフショップの入り口のドアで見覚えのある店だと思い、その次にバス停が出てきて良く見ると衣笠って書いてあった。

そして海に見える島は・・・猿島ですね。
前回はゾンビについて書いたけど、夫は逆に怖い映画は全く見ない。たまに私がグロイのを見ている時に夫が見てしまうと、こんなの見るなって怒る。

夫の性格は明るくて陽気なタイプなんだけど、そうゆう人だからこそ陰気なのが嫌いなのかなと思った。で、夫は余り面白く無いB級コメディーが好きだ。

以前、三浦綾子のエッセイでなるべくヒドイ物は目に触れないようにしている、それらを見ると心の中に蓄積されるからみたいな事が書いてあった。

恐怖映画に惹かれる私ってなんだろう?ドキドキ感の刺激を求めているのかな。それとも、心の陰気な部分が求めていたりするのかな。

すでにグロイ映像が心に溜まって心の中が真っ黒になっているのかも。

性格別で映画の好みの統計とかって無いのかな。陰気な人は恐怖映画を好むとか、実は陽気な人ほど恐怖映画を好むとか。

なんとなく気になった。

ゾンビ

2006年11月22日 映画
DAWN OF THE DEAD 2004

画像は78年のオリジナル。先日、04年のリメイクをテレビで見た。CMが入っていたから二時間半くらいかかったよ。アメリカのテレビってCM多過ぎ。

怖い映画は好きですが、この映画を見て改めて私は特にゾンビ映画が好きって分りました。

やっぱりゾンビは一度死んだ人がオバケ状態になるのでやっつけても罪悪感が無いし、ゾンビは生きた人間を食べる事が目的だから食べる前にレイプするとか可哀相なシーンもないから安心して見られるのが一番いい。あと何気に子供のゾンビっていないのがいいよ。

オリジナル版は子供の時に見た記憶があったから、モールに立てこもるシーンでリメイク版なのかなって思ったら、そうだった。オリジナル版も見たくなったから、Netflixに早速予約した。

このNewゾンビはとにかく走るのが速い。本気のダッシュで追いかけてくる。ダッシュの腕の振り方がいいフォーム。こんな勢いで追いかけられたらオシッコちびっちゃうよ。

って下品ですみません。でも子供の頃、追いかけっこで余りの怖さでちびったことがあったもので。この追いかけられるドキドキ感がたまらない!基本はここかも。

脱出する時にトラックがゾンビの群衆に囲まれる姿も、そんな暴動のニュースもあったっけーとか、なんかコンサートみたいとか何かと現実世界のシーンと重なって見える。結構、ゾンビに襲われなくても同じ状況ってあるんだねぇーってことかな。

子供の頃、ゾンビに襲われても大丈夫な家とか想像していた。ドアは音楽室のような厚い鉄製で、窓には頑丈な格子をつけるとか。

でも核爆弾を落として街全体を壊滅させるシュールなエンディングのゾンビ映画もあったから丈夫な家に住んでも結局は意味無いんだけど。

このゾンビ映画は面白かったので、夫に話していたんだけど、よく通じていない感じだった。はたっと気づいたら、ゾンビの姿が暴動みたいって言っていた「暴動」を「Rush」と言っていたから。

本当は 暴動=Riot なんだけど。

実は、RushとRiotと言う名前のバンドが80年代にあって勝手に混合していたと気づいた。って言っても知らない夫には更に謎だったけど。英単語のミスだけど、このロック通な間違え方がニクイね!と我ながら感心してみたり。

ラーメン

2006年9月7日 映画
さっき日本映画を見た後にラーメンを食べた。

で、気づいた。

日本映画は、ラーメンを食べるシーンが多い。

特に、ならず者役の人はラーメンを食べるシーンが多い。結構、ずるずる麺をすする音が大きめ。ただ胃に流し込んでいるような食べ方。悲哀が漂っている。

小さくて汚いラーメン屋が多い。

カップラーメンの時もある。

見ている時は美味しそうに見えなかったけど、見た後は何か擦り込まれた感じがしてラーメンが食べたくなる。

すごいこと発見した?と思ったけど、大した事ないか。

切腹

2006年4月19日 映画
1962年の作品。
昨日、この映画を見た。英語名は「Harakiri」だった。
二時間十三分だったが、緊張感がありあっと言う間に見ることができた。

地味だが話の展開の一つ一つにはっとさせられた。いい日本映画だった。びわの音色も良かった。(多分、びわだと思う)

武士道、武士魂の究極が切腹であり、この話しも切腹で始まり切腹で終わる。

最近、日本でサムライって言葉がよく使われているように感じる。それは安易なようにも見える。

★★★★★
梶芽衣子主演。ヌード満載の映画だった。

私が好きな夏八木勲が出ていたが、若い頃は余り私のタイプじゃないのに気づいた。髪型が変で若いのにオジサン風だったから。

映画の印象は、強くて美しい梶芽衣子と、刑務所で働いたらこんなに美味しい思いができるのかも?な男性のファンタジーを実現した映画って感じだ。

ファンタジーの抜粋

・階段の下から女性が全裸で列を作って歩く姿が見られる(身体検査)

・若い女性達がシャワールームで、(小学生の修学旅行でもまず見ないはしゃっぎっぷりで)洗いっこしている姿を見られる

・刑務所の中では美しい女性受刑者同士がセックスしている

・刑務官は美しい梶芽衣子をいじめることが出来る

・女性受刑者に人質にされた刑務官が、裸の女性受刑者に囲まれてセックスの相手をさせられる

こんなこといいな、できたらいいな♪そんな職場あったらいいなぁーみたいなのを感じた。

美しい梶芽衣子の口に警棒を突っ込む男性向けサービスシーンもあったり・・・女優としてよく受け入れたと思った。Noって言えなかったのかなぁ、だったら可哀相って思ったり。

脱ぎっぷり

2006年1月16日 映画
特に映画の感想を書くつもりは無いので画像は出しませんが、先日、松田優作主演の「蘇える金狼」(1979)を見ました。

その雑感です。

一昔前の映画を見るたびに思うのが女優達のヌードが大胆なこと。この映画では風吹ジュンが脱いでます。全裸の後姿(お尻)と胸。

一昔前って女優は脱がなくちゃいけない、Noと言えない現場の雰囲気だったのかなぁと想像してしまう。

風吹ジュンが松田優作に乳房を揉まれるシーンは、何気に胸板の方を擦っていて、彼の優しさを見た感じがしました。

もっと房の方を揉み上げたり揉み下げたりとか指先が器用に乳首を転がしていたりとか・・・そんなエロい「手の演技」はありませんでした。

お仕事だから本気になって揉む必要もないしね。まっ、そうゆう映画でもないけど。

最近は、ベッドシーンってあっても、もろ乳房を揉んでいるシーンって見ないから見入ってしまった訳です。

この映画では、松田優作の鍛えられた美しい体が見られる。ストーリーはイマイチだが、松田優作がカッコイイからこれでいいのかな。成田三樹夫も見られたし。
映画をネットで予約してDVDを郵送してくれるnetflixで日本映画を見ているのですが、昔の日本映画って面白くていい。netflixには外国人にも人気の黒沢映画が沢山あったりして、新しい映画が少ないってのが欠点でもあるのですが。

新しいところだと三池崇史監督が多いので好き嫌い別にして彼の映画は沢山見ている。

先日は外国人監督が作った緒方拳主演の「MISHIMA」って映画も見た。三島の本を読んでいる人には面白いと思う。書斎のスチール机とかあったりするので。横ですが、学校の職員室で見るようなグレーのスチール机がなぜあるかと言うと、当時はスチール机が出始めたばかりで高級だったそうです。私が小学校低学年の頃は先生も木の机を使ってた記憶がある。(私ってすごい昔の人みたい)

こんな日本映画があったんだって余り知られていないのもnetflixでは沢山ある。その中で深作欣二監督の「軍旗はためく下で」は強烈な反戦メッセージが込められた映画だった。テレビで放送されないから見ることもなかったのだろう。お涙頂戴のよくある戦争ドラマより心が打たれる。

只今、「仁義なき戦い」をシリーズで見てます。昨夜はパート2の「広島死闘篇」を見ました。皆が知っている役者の70年代の若かりし頃が見られます。

パート1は、戦後のヤクザの歴史を流しているだけって感じでしたが、パート2は人間性が出てドラマちっくで面白かったです。ドラマが好きなので、喧嘩しているシーンとか凄んでいるシーンばかりじゃ飽きてしまうから、個性とか人間模様があったほうが断然盛り上がる。

特に、故人となっている成田三樹夫には惚れます。黙っていても凄みが出ている俳優です。今はそうゆう俳優っているのだろうか。そして冷ややかで、知的さ漂う雰囲気が良い。

もし、目の前にいたら彼の魅力の虜になってしまうんだろうな。でも美人でもない私は彼から相手にされずにいいように利用されて貢ぐ女になってポイされちゃうんだろうなぁ・・・って勝手にドラマ作って想像してみたり。

同じく1970年代の「修羅雪姫1&2」でも美しさ見せている梶芽衣子も出演していて、この映画でも美しいです。ちなみに修羅雪姫2はがっくりさせられたけど、1はキルビルの元ネタと有名ですが、すごく面白い。

キルビルを見た後だと、そのまんまじゃん!って思うけど、それ以外にもドロドロしててエグイ感じが今の映画やドラマに無い部分で面白い。例えば、貧しい集落の男達が美しい梶芽衣子を囲んで「回そう、回そう、皆で回そう」ってギラギラしなから言うなんて女として戦慄を覚えるほど恐過ぎ。

仁義なき戦いパート1では戦後の広島の闇市で米兵が日本女性をレイプするシーンが出てくる。悪者の米兵を夫に見せたかったので、「見て見て」と見せたら「こんなの見たくない!」とプイと拒まれた。夫は元々残酷なシーンが嫌いな人なのでアメリカ兵以前に見たくなかったのだろう。わざと見せている私も人が悪いよね。でもさ、アメリカ兵はヒーローばかりじゃないし。

パート2では、しのぎが少ない組の菅原文太の組員が、親分の文太の為に犬肉をこっそり食べさせるシーン。丁度そのシーンで通りかかった夫はやっぱり日本人だなみたいに冷たい視線を投げていた。「戦争で負けて食べるものが無いからだよ」と私が弁解している。さすがに文太親分もグロくて食べるの止めちゃったけどね。

仁義なき戦いは、ヤクザ映画以外にも戦争の影が出ていてはっと考えさせられるシーンもある。パート3も成田三樹夫が出ているみたいだから楽しみ。
ハリウッド版のリングは、最初は映画館で見て、その後にHBOで何度も放送されたのでその度に見た。怖さと謎解きのサスペンス調なのが面白いのと、英語だけだから初回でよく理解できなくて何回か見ているうちに理解し新しい発見があって普通の人より倍に楽しめた。

昨日は早速リリースされた2をレンタルして見た。見終わって、いやぁーガッカリ。なんで映画のシリーズ化した2って退屈なんでしょう。リング2は、ポルターガイスト、エクソシスト、オーメンを合わせた感じ。

以下、ネタばれ。
呪いのビデオはまだ出回っており、被害者がいることを知るレイチェル。その被害者の死に顔を拝んだ時に、サマラから「みーつけた」と言われてしまう。

その後、呪いのビデオを被害者宅から泥棒して燃やす。不法侵入だよ、犯罪だよ!と違う意味でドキドキ。その日以来、レイチェルとエイデン母子の前にまた黒髪少女のサマラが現れる。そしてレイチェル(お母さん)は、サマラに懐かれてしまう!

前回、あんなにビデオの解析に苦労したのに、今回はビデオに関係なく出没るすサマラに付きまとわれる親子。

エイデンに乗り移ったサマラは、人を殺したりレイチェルに「Mommy」を連発して甘えたり。

最後はTV画面から出てきたサマラとレイチェルが対決と思いきや、サマラに引き込まれて一緒にテレビの中に入ってしまう。そこは井戸の中。

井戸の中から外へ這い上がるレイチェルを追いかけて登ってくるサマラ。初回はサマラは登れなくて爪が壁に食い込んで剥がれていたのに、呪いのビデオから何度も這い出て来たからかサマラの早いこと、早いこと。

間一髪、レイチェルが抜け出し井戸の蓋を閉めるときに「I’m not Fuckin’ your mommy!!」と叫ぶ。映画館の観客が爆笑しているシーンが目に浮かぶような、サービス台詞。

蓋が閉められた井戸の中から「Fuck you! Mommy!」と中指立てているサマラの声が聞こえてきたら面白いかも。とネタが思いつく程に怖さからかけ離れている。

息子エイデンの声に導かれてテレビの中から現実に戻るレイチェル。そして、「もう蓋を閉めたからサマラは出てこない」と告げる。

だったら初回からテレビの中に入って蓋閉めれ!とがっかるするような最後でした。

途中、同僚の男性がビデオを見ていないのに、サマラに乗り移られたエイデンに殺されてしまうのですが、死体を発見したレイチェルは死体をほったらかしのまま。細かい部分が雑になったなと感じた。

実は、サマラの実母が生存し精神病院にいた。でも重要なキーパーソンって程でも無かった。居ても居なくてもいいような。

だったら実母に呪いのビデオをプレゼントしてあげればいいのに。そしたらサマラから懐かれる事も無いし、サマラは実母と再会して恨むのもよし、喜ぶのもよしでいいんじゃない?

★★★☆☆
この映画、「ラスト・サムライ」を見た後、すごく見たかった。子供の頃にテレビで放送されたので知らない訳じゃ無いが、大人になってから見ても面白かった。

夏八木勲、惚れてしまいます。千葉真一より迫力があった。この方、NHKの「葵なんとか」にも出演なさっていたけど、その時も迫力があった。(葵のなんとかは、始めの合戦が見所で後は退屈だったけど)彼は、武将がとても良く似合う。

小野みゆきが追いかけている、隊員の中康治さんって言う俳優は美しかった。余り存じないお方なので検索したら、現在は当然オジサンだったけど。

CURE キュア

2005年6月11日 映画
医科大の精神科の学生だった萩原聖人扮する青年が、催眠術を使って偶然出会った人々の心の奥に潜む狂気を呼び覚まし、次々と殺人を教唆(きょうさ)していく。役所広司扮する刑事は事件を追っていくうちに、自らが抱える不満を表出していき、皮肉にも癒されていく。


★★★☆☆

レンタルしていいと思う。

出てくる建物は廃墟らしい。今、廃墟って流行っているらしいね。廃墟のHPとか沢山あるし。

どうして荻原聖人は、殺人を教唆するようになったのだろう。人ってそんなに簡単に催眠術に入ってしまうのか。荻原聖人は、役に合っていると思う。刑事の役所広司って癒されていたんだ。

こんな感想でいいの・・・
「Texas chainsaw massacre 」1974

★★★★☆
画像は2ですが、1を見ました。こうゆう昔のsplatterってグロイから好き。おどろおどろしているのがいい。

旅路の途中でヒッチハイカーの男性を乗せる若者達。見知らぬ人の前でナイフで遊ぶ車椅子の男の子。心配していたら案の定、そのヒッチハイカーがナイフを取り上げてサイコぶりを発揮。陽気な若者達も恐怖に固まる。ホラーには無邪気な陽気な若者がよく似合う。

次々となぞの家を訪れてチェーンソウを持った殺人鬼に捕まる若者達。「誰か居ませんか?」と言って返事が無いからと、人の家に勝手に入らなければいいのに!思わず注意したくなる。用心深かったらお話にならないか。

チェーンソウを持った殺人鬼に追いかけられてガソリンスタンドに逃げ込む女性を助けてくれるオジサンの豹変ぶりが怖い。

捕らわれた女性を殺す為だけが目的なのがいい。本当の事件だったら殺す前にレイプしたりするんだろうなって思ったから。矛盾しているかもしれないが、そんな可哀相な姿は見たくない。

殺人家族の狂気っぷりがいい。この家族の生い立ちとか、どうして殺人をするようになったとか、普段の生活ぶりとか特別編で見てたい。それぞれ、いいキャラの家族だ。おじいちゃん、お父さん、息子二人。怖いよー。

陰陽師

2005年6月10日 映画
時は西暦794年、平安時代に突入したばかりの京の都。怨霊に取り憑かれた上官を救うべく、源博雅(伊藤英明)は陰陽師の阿倍晴明(野村萬斎)の元を訪れ、そこで運命的出会いを果たす。やがて、生まれたばかりの帝の子・敦平親王の身体に異変が起きるのだが… 


★☆☆☆☆

こんなスカスカの映画の二時間も珍しい。映画館で見たら、金返せレベル。

源博雅(伊藤英明)と阿倍晴明(野村萬斎)の友情も十分に表現されていないと思う。余り運命的とは伝わらなかった。

阿倍晴明(野村萬斎)の横に居る少女が頭悪そうな感じが嫌い。不思議な雰囲気にしたかったのか?女性を頭悪そうに演出するのが嫌なんだよね。

東京物語

2005年6月10日 映画
説明:広島は尾道から、東京に住む子どもたちを訪ね歩く老夫婦。しかし、子どもたちはすでにそれぞれの生活と人生を抱えており、夫婦は邪険に扱われてしまう。親身になってくれるのは、戦死した息子の未亡人だけである。やがて夫婦は故郷に帰っていくのだが…。 名匠として世界中の映画人に多大な影響を与え続けている、小津安二郎監督の代表作である。


★★☆☆☆

名作ですが、正直、退屈でした。名作に感動したかった当てが外れた。しかし、他のレビューの評価は高い。

7年前に戦死した息子の嫁に対して、義理の姉や兄は都合のいいように使っていて昔のお嫁さんって大変だなって思ったりした。昔じゃなくて良かった。

親が田舎から会いに来たのに邪険にする子供達。だったら呼ばなきゃいいのに。こんなに酷いことよく実の親に出来るなって思った。特に口うるさい親でもなく、穏やかな老夫婦なのに。戦後の高度成長でみんな必死なせいか分らないが。

未亡人の嫁に再婚を勧める姑だが、実際は同世代の男性は戦争で亡くなった人が多く再婚は難しいのだと思った。それは、私の祖父が高齢で再婚した女性がそうだったから。

昔の黒い屋根瓦の町並みとか懐かしい日本の風景が見られたのが良かったかな。
2001年 大人の自信を取り戻すため可決された新世紀教育改革法「BR法」それは、全国の中学3年生から選ばれた1クラスの生徒たちを無人島に集め、最後のひとりになるまで殺し合いをさせる残酷なサバイバルゲームだった。 ある日突然、42人の生徒に強制される殺し合い。歯向かえば容赦なく消され、おびえ怒りながらも与えられた武器を手に、自分…


★★★☆☆

最近の日本映画が見たくて選んでみた。でも、4年前になるのですね。浦島太郎な選択。本当は「クレヨンしんちゃん」が見たいんだけど、アニメはお宅系か、トトロ系(宮崎?監督)しか無い。

感想は、42人もいますからテンポ良く処理されているのは良いかなと思います。しかし、もっとBR法や生徒の内面が分ればドラマある展開になったと思ったのですが。全体的に物足りなく感じました。

中学生だったらクラス内がもっとドロドロしていてもいいと思う。普段は大人しい目立たない生徒が、完全無敵ななぞの転校生の役だったりしたら面白いかも。

最初の、「レポーターが出てくる=ニュースになっている」って事ですよね。なのに選ばれたクラスの生徒達はBR法のことを知らない様子でした。こんな恐ろしい法律知らないなんてありえるの?全体的に良い子達って感じでした。だから、なんで選ばれたのかな?細かいことに拘らずに見ていればいいのか?

白い灯台に、女子達が仲良く一緒にいる場面が、女子中学生の雰囲気が漂っていて懐かしい気分にさせてくれる。食事の前にテーブルを拭いているところとか、日本人だなぁて思ったり。

制服のスカートから見えるフリルが可愛い。
2002 マイケル・ムーアが、『ロジャー&ミー』や『ザ・ビッグ・ワン』でやったように、アポなし突撃取材で挑んだ優れたドキュメンタリー映画。今回のターゲットは「銃規制」。この主題をとりまくあらゆる論争を巧みに展開、それらの論争を打ち負かしていくが、「他の民主主義国家に比べて、どうしてアメリカ人は互いを殺しあうのか?」という問…


★★★☆☆

アメリカに住んでいて、今ここで銃があったら便利なのにと思ったことは今のところ無い。私達夫婦は銃を持たない派なのだが、世の中持っている人って多いみたいだ。

映画で銀行口座を開設すると銃を無料で貰える田舎の銀行が登場。銃をお持ち帰りで銀行から出てくるのですが、そのまま銀行強盗できますよと、ジョークにも映る。銃を貰うのに、身分証明や犯罪歴が調査されるのだが、銃が粗品って言う感覚が平和な田舎なのかな。

平和で事件なんて起こらない田舎に住んでいる人程、銃を持っているようで・・・。自衛の為に持っている人達の方が危険人物で怖く思った。

そんなに銃って必要なの?と私は思うのですが、これは信仰と同じで、持ちたい人の考えは周りが何と言っても聞かないと感じた。

現在、銃が認められている社会ならば、銃に対しての法律を厳しく出来ないのかと思う。子供の誤射事件はよく聞く事件だが、映画にも出てきます。親は子供が絶対見つけないであろう場所に”隠して保管”しているのだろう。こんな保管の仕方って馬鹿げている。銃を保管するのなら、金庫のような保管庫を義務付けするべきではないのだろうか。銃を与えっ放しの法律に問題がある。

映画は、銃とマスメディア、政治、人種と絡めていますが、持たない派がこの映画を見れば、やっぱり持たなくて正解と思うが、持っている人が持たない派に変わるようなインパクトは正直ない気がした。

内容的には、中だるみがして長く感じた。

鬼婆

2005年4月7日 映画
1964年 
出演: 乙羽信子, 吉村実子
監督: 新藤兼人

★★★★☆

本や映画の感想を述べるのが苦手です。なので五つ星で表してみました。

戦国時代に戦(いくさ)に出た長男を待つ姑と嫁が、協力して生活しているが、そこに戦から戻った長男の友人が来て生活が変わり始める。

生きる為の生活が、人を野性的にして驚く。行儀良くとか自分を飾ることは無い。一昔前の日本映画っていいなぁと思った。言葉だけじゃ無く、映像を見て心の揺れを感じ取る。この映画は裸や性も出てくるのだが、全然みだらな感じが無い。

姑と嫁が暑い夏の夜に上半身裸で寝ている姿。演技以上に女優達の乳房が女性の体を語っている。

三十代の私も胸の張りが20代と違うのは分っている。だから、若い女優の体と比較される姑の乙羽信子は偉いなと思ったり。乙羽さんも締まった美しい体をしているのだが、20代の体と比べると違いが出る。この体の違いもストーリーと結びついている。

嫁の吉村実子の力強い目、ネットで検索して現在の姿を見たら老けている訳で・・・あの強烈な若さは眩しい。

アマゾンだと和製ホラーとなっているが、ホラーでは無い。

私が十年前に見たら、ストーリーも平坦で物足りなく思った映画だろう。星は二つか三つかもしれない。しかし、現在の三十代の私が見るとすごく心に響いた。嫁と姑の設定というのが珍しく、また良い。

そういえば、渡米当時、夫の仕事の関係で私だけ先に着いた。しばらくは、姑と私の二人暮らしで上手く行っていた。そんな事を思い出したり。しかしその後、夫が来てからは姑との関係が壊れ始めたのだが。
唯

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