午前中、夫がやっと新しいプリンターのカスタマーサービスに電話をした。そして繋がった先は、インドだった。

夫が報道番組で観た、今アメリカで人件費を下げるためにカスタマーサービスなどをインドに託しているのと正に同じ情況だった。私も日本で働いていた時、日本の会社が同じ理由でインドの人を雇っていたのを思い出す。

夫は私で外国人の英語に慣れているけど、人生一度も外国人と話したことが無い人とか驚くのではないだろうか。カスタマーサービスに電話をかける時点で、不満を抱えた人が多いと思う。そうゆう不満などが重なって外国人の英語と問題にならなければいいけど、と余計な心配もする。まぁアメリカも広いから訛りがきつくて同じアメリカ人同士でも判らない時があるらしいけど。

夫が確認の為に相手の名前を聞いたら「クリス Kris」と言われた。これもテレビで仕事向けにEnglish nameを名乗っているのをやっていたそうだ。で、夫がそうゆう事も知っていたので、クリスだったら「Chris」だよと教えたら、「あっはっはっはー」と笑われたそうだ。

電話をかける前は設定が上手く行かなくて苛付いていた夫だったが、どうやらインド人との会話を楽しんでいる様子でなごんでいた。

そして、新しいプリンターがやっと無事に繋がった。

その後、夫が学校の本を探していた。

レイコ「ずーっと床に置きっぱなしだったから捨てたよ」

夫「本当!!」

レイコ「冗談だよ」

夫「レイコはクレージーだからやりかねない」

なんだよっ、それ。

いくらなんでも一冊、$100する本は捨てませんよ。
夕方、確定申告の手続きをして貰う為に、税理士の事務所に夫婦で行く。以前、住んでいた近所なので、車で一時間くらいかかる。行きは私が運転し、飛ばしている集団車とくっ付いて走っていたら45分で着いた。何時間も家を空けるので犬も一緒に連れて行った。

犬を仕事から帰宅した義理母の家に預ける。義理母は突然の私達の訪問に驚いていたけど嬉しそうだった。夫にあらかじめ、「税理士の事務所から戻ったらあなたのお母さんと一緒に夕飯を食べよう。だから誘いなね。」と言ってあるのに、「夕飯どうするの?」「何時に食べるの?」とぐたぐた聞く。聞き方がいやらしい。私が「今日は私達がご馳走するので一緒に食べましょう」と言ったら喜んでいた。

で、毎度ながら持ち家無し、子供無しの夫婦なんて税金の戻りなんて雀の涙ほどだった。逆の義理姉夫婦は驚くほど戻りが沢山ある。私達って社会的に一番損な立場なんだろう。

戻ってから近所のファミレスみたいなレストランで義理母と食事をする。先日、義理姉家族と行った新しいイタリアンレストランの話しになった。そこは地下にバーがあり、専属の歌手がいて踊れるようになっている。ダンス好きな義理母に「お友達と行かれたらどうですか?」と聞いたら、「ちょっと覗いたけどカップルばかりだから行かない」と言われた。あぁーアメリカなんだねぇ。

義理母宅に戻ってから、いつも見ている「アメリカンアイドル」を録画して来なかったので、義理母も付き合わせて一緒に観る。皆でテレビの感想を言いながら観るのが義理母は楽しそうだった。

義理母からも先日のデートの話しを報告された。義理母が「いい出会いがあれば嬉しいけど、もう男の人はいいかなぁ。デートしても皆すぐ二度目でセックスを求めてくるし。そうゆうの嫌なのよ」と語る。私が「性格じゃなくて、彼らはあなたの体が欲しい訳ですね」とフォローのつもりで言ったら、義理母が自分の太った体を見て「そう欲しいみたいなの」と大笑いしていた。

義理母は仲良しの女友達が何人かいていつも一緒に出かけている。私が「友達と週に何回くらい会っているんですか?」と聞くと、「週に一回か二回。電話はもっと多い」と教えてくれた。

私が「まるでドラマの”sex and city”みたいじゃないですか。テレビを見ている殆どの人がそうゆう関係に憧れているんですよ」と言うと、義理母が「私は良い友達に恵まれ、子供達は問題無く育って幸せだと思う」と言った。義理母の友達の息子は借金問題で三十代で今だに母親の脛をかじっているらしい。

義理母はこれで充分幸せではないだろうか。しかし、アメリカのカップル同士で行動する社会が、独身でいることを寂しく思わせているのではないのか。日本の私の母や母の友達は結婚していても一人身でも、女同士で大いに楽しんでいる。男性が一緒じゃないことに負い目なんて全く感じていないだろう。

義理母に好きな人と出会う可能性を諦めろと言うのではなく、”独身だから男性を見つけなくちゃね”と言うプレッシャーから義理母を解放させてあげたい気持ちになった。(何様?)

私が日本の母や母の友達の例を上げながら、アメリカのカップル社会なんて気にしないで、素晴らしい友達と楽しんで下さいと励ましの意味を込めて大いに語った。

義理母はコメント無しだった。また聞いてないか、解った振りしているなと気付いて、語った事に疲れを覚えた。確認を込めて夫にも私が言ったこと解った?って聞いたら「解った」って言ってたんだけどな。相変わらず聞き上手じゃないのね。

でも出会いなんて縁なんだよねぇ。年を取っても背中を押されるように男探しの旅が続くのって辛いものがあるよ。

もうすぐ春

2004年3月1日 日常
今日も暖かく過し易かったので、近所の州立公園に夫と犬と一緒に散歩に行ってきた。二人で”犬のディズニーランド”と言ってる程、犬が大喜びな様子が分かる。早く進みたくて小走りする姿が、かわいい。

お昼だったが、人が多かったのには驚いた。ずーっと寒かったので、やっと暖かくなり皆も外に出たい気持ちは同じなんだろう。まだまだ寒い日も続くが、こうやって暖かい日が増えて春が近づいて来る。

公園と言っても、森の中の小道で側に小川が流れている。なので湿った土などで足元が汚れる。当然、犬も汚れたので帰宅後、シャンプーをした。犬に取っては天国から地獄に落とされた気分だろう。いや、私も帰ってきて休む間もなくシャンプーするのも一仕事なのよ。それを分かってか、今日の散歩は三回とも黙って夫が行った。普段、私が行きたくないと言っても、頑として譲ってくれないのに。やっと空気が読めてきたね。(かわいくない言い方)

寒くて犬の散歩が辛いから、早く春になって欲しいものよ。
渡辺謙を一目見るために、レッドカーペットのインタビュー番組を梯子しながら見てたけど、見られず。ちらっと真田広之は見えた。最初の賞が助演男優賞だった。渡辺謙は受賞にならず。渡辺謙が見られたから、もう番組を見る目的も果たせた。

夫に「好きなの見ていいよ」と言うと、「えっ、もういいの?」と驚いていた。そうだよね、あれだけ騒いでたのにね。

受賞スピーチとか興味無いんだよね。さっさと違う番組を見る。

夫は渡辺謙のことを「ケン ワタナビ」と呼んでいた。

換気

2004年2月28日 日常
一日中、暖かくて窓を全開にしていた。早速、蝿が入って来た。まだ寒い日は続くと思うんだけど、もう出てきちゃっていいのか、蝿よ。

冬にこもった家の空気が全て入れ替わったようで気持ちがいい。マイナス10度の日でも、掃除中と料理を作った後は、必ず窓を開けて換気をしていた。けど、三十分以上は寒くて開けられない。換気するって当たり前の事ですよね。

でも、一日中、窓を開けない人もいるんです。それは義理家族の家々なんですけどね。窓を開けて換気すれば済むのに、香りのキャンドルを何個も着けて誤魔化そうとして、却って臭いが混ざってムっとしている家々。この臭いの中で食事したくないと思った事が何度あっただろうか。だからキャンドルが売れるのか。

お客を家に招く時、一番気にするのが家の臭い。だから、来る前は窓を開けて空気の入れ替えをする。換気をした後に、ほんのりとキャンドルを着けるなり、コーヒーを入れるなり、すると家の臭いが消える。あくまでも”ほんのり”が丁度いい。

同じく気にするのがトイレ。これも来る前に必ず掃除をする。

自分の中の常識ほど、当てにならないものは無い。当然と思っていた事が、当然では無い、その失望と言うか、不快さは体験しないと解らないだろう。だからこそ、我が家は気を付けようと改めて思う。

家のインテリアばかり気にしないで、臭い、トイレにも気を配って欲しいものだ。

苛付き

2004年2月27日 夫婦
PCが使えなかったので三日まとめてUP。

今週はとてもイライラした一週間だった。PMSでも無いのに。この被害をもろに直撃しているのが夫だ。

夫「俺は先週は君のセ○クストーイで、今週はパンチングトーイかい」

レイコ「アッハッハハーー!あなた、面白いこと言うのね」

夫「へっへ、そうかい?」

別に褒めたわけじゃないけど。

本当、なんでだか解らないけど、苛着く。なんで?って聞かれると、自分でも解らないから、「解らない」と言うと、「話してくれ!本当は解っているんだろ?言ってくれないと解らない」と訴えられる。

勉強している夫を気遣って、ベットルームでベットに腰掛けてテレビを見ていたら、夫が社長椅子と足を載せる椅子とひざ掛けに紅茶を持ってきてくれた。この人、私に精一杯に気を使っていると思うと、涙ぐみそうになった。

煙感知器の蓋が取れたから、高い所だから付けてとお願いしたのに、出来ない夫。結局、私がやったら出来た。こんな簡単なことが出来ないのと言うと、10年も付き合っているんだから不器用なこと知っているだろ?と言われた、っていうか開き直られた。

そして、また苛着く。

今は、夫はバイトに行っていない。普通に平穏に過している。もっと優しくしてあげよう。

ジーンズ

2004年2月26日 日常
夫が春休みになった為、朝から二人で日本で言う免許証センターみたいな所に行って来た。

待っている間、やたらとジーンズが目に付いた。よく回りを見るとそこに来ている90%の老若男女がジーンズを履いた。こうゆう枠が関係無く(中流とか上流とか、職業、年齢)集まった人達だからこそ、アメリカのジーンズ人気の底力を見た気がする。本当、若者から老人まで、みんなジーンズだった。いやぁー不思議な光景。

車のナンバープレイトを変更するのに、二時間かかった。お役所仕事って、どこもスローペースなんだねぇ。

二人ともぐったり疲れて、昼はファミレスみたいなレストランでランチを取る。そこで、お婆さんグループに遭遇。夫が「絶対、この人達は映画「パッション」を見てきたか、見に行くかに違いない」と確信を持って言っている。メル・ギブソンが監督した、キリストの最後の時を描いたストーリーが今話題になっている。

私が映画ついでに夫に渡辺謙がバットマン5に出演する事についてどう思うか聞いてみた。夫が「バットマンってもう5作目なんだー」と別のところで感心している。「でもさ、”パート5”だよ。せめて2とかなら分かるけど、5じゃ余り関心が薄いんじゃないの」成る程ねぇ。確かにインパクトに欠けるよね。

その後、Marshallsと言うディスカウントストアーに寄って、ジーンズを物色。って今朝、ジーンズを見たからって影響され過ぎ。思いっきり脳に刷り込まれているよ。やっとローライズのジーンズが履けるから、お祝いで買おうかなって思い付いた訳なんだ。

しかし、微妙に足の丈が長かったり、短かったりで、合うのが見つからなかった。そこのディスカウントストアーは半端物の寄せ集めだから、サイズが全部揃っている訳じゃない。なので何も買わずに出た。

一昔前に買ったジーンズ、もう形が古い。それなりに、お金かけたのに。アルマーニのジーンズは今じゃ家事用だし。もうジーンズにお金かける気が知れない。

今更、私が解説する事もないが、流行りは腰で履いて、膝までぴっちり細目で丈が長いのが主流だよね。新しい方が、スタイルが良く見えるし、是非買わなくちゃだわ。

これって結構、お尻がピッチピッチなのだ。今ってセクシーな服装がティーンの間で問題になっているけど、このジーンズも男の子の目には毒かな。ローライズからパンツ、それもスォングを見せている子もいるし。若い子はパンツ見られて恥ずかしいって感覚が無いみたいで、世代を感じる。

特に、アイドルのブリちゃんのローライズは、超下がり気味で、ヘアーの上で履いている状態。パンツ履いて無いんだろうね。って余計なお世話か。ブリちゃんは目立ってなんぼの世界だけど、その影響が普通の若者にもろに与えられると、やはり問題だと思う。
義理叔母夫婦の息子にマッサージする日。

義理叔母宅に着くと、夫婦でキッチンアイランドのカウンターに並んで座ってチーズフォンデュを食べていた。その姿がいい夫婦だなぁって感じで「お二人ともスウィートですねぇ」と言ったら、二人で微笑んでた。

叔父が「チーズフォンデュ、味見してみる?」と勧めてくれた。私は、二人が二度漬けしているのを見たから「歯を磨いたからいいです」と理由を付けて断わった。皆の反応は、だからどうしたの?と言った感じだった。熱心に勧める叔父が叔母から「レイコは要らないって言ってんだから、いいの」注意されていた。夫は味見なのにパクパク食べ続けていたら、叔父さんから「味見って言ったんだけど」と突っ込まれいた。

私が「味見だから、もう食べるのやめなよ」と夫に言い、叔父に「夫は二人の前だといつまでたっても子供なんです」って言ったら、叔父が「その方が好きだから、子供の間々でいいよ、ハッハッハ」と言っていた。こんなにオヤジ腹になった夫でも、子供のように振る舞わせてくれるんだね。いつまでもかわいい甥でいられて良かったね。

叔母と一緒に息子エリックがいる施設に行く。

今日のエリックはすごく反応がいい。気持ちいいと、笑顔を見せてくれる。叔母が「エリックはマッサージが大好きだねぇ」と話し掛けると、またニッコと笑う。叔母がスタッフに用があるので部屋を出て行った。いつもエリックは私と二人っきりになると、緊張するのだが、今日は初めて私にも笑顔を見せてくれた。

私が「エリック、ここが気持ちいいの?」と聞いたり、「今日、学校どうだった?」と話し掛けると笑顔を見せて応えてくれた。今まで私の話し掛けには全く応えてくれなかったのに。やっと私に慣れてきたみたいで、心を許してくれてのかな。嬉しかったなぁ。

最後、「もっと笑顔を見せてよー」とエリックのほっぺを摘んで、スマイリーフェイスを作ってみたら叔母が引きつって笑っていた。おっとやべぇ「僕の顔で遊ぶなよー」とエリックの独り言を自演してフォローしてみた。でも十代の肌はすべすべ、オネエサンは羨ましいわぁ。
と夫に真顔で聞かれる。この人、全然分かっていない。

昨夜、二人でテレビを見た後、ベットに行く時に「ひざ掛け畳んで」と言われてぶち切れた。

レイコ「なんで一人で出来ることを二人でするの?」

夫「だって俺は犬のベットを寝室に持っていくから」

レイコ「私が何もしていないと思っているの?今から、乾いた食器を戸棚にしまうんだよ」

私は一人で出来る事は自分でしている。なんであなたは何でも私に頼るのか。

イライラしていたらガラスのコップを落として割った。割れた残りをシンクに叩き付けた。キッチンのカウンターに破片が飛び散った。

キッチンだから丁寧に掃除をしなくちゃ危険なので余計時間がかかった。険悪な空気を察した夫が、掃除機の準備をしてフォローをしているつもりだけど、遅いんだよ。

こうやって文章にしてみれば些細なことだけど、日頃の積もり積もった不満が爆発した結果だ。

今朝になっても、ムカツキは続いていて、夫に対して優しくなれない。全てに苛着く。夫が仲直りのハグしよと言ってくるけど、ハグなんて要らない。専業主婦になってから、私が家事を全部している。はぁー、これからもっともっと夫にもやらせよう。

冷たいとか言う前に、自分の行動を省(かえり)みろ。もっと機転を利かせろ。

「一人で出来る事は自分でやれ、二人でシェアする必要は今後必要ない」と伝える。

それが効いたのか、今日は乾いた食器を戸棚に戻していた。かつてはこれは夫の役目だったけど、何時の間にかに私になっていた。私も自分で何でもしちゃ駄目なんだと反省する。

気が利かない男なんて要らない。

女友達

2004年2月22日 友達
ドラマ「Sex and City」の最終回だった。昨日、義理姉もすごく楽しみにしていた。終わってみれば、あっけない。楽しみが一つ減って、ちょっと寂しい気分。

ドラマは三十代の女性達の友情、恋愛、ファッションをテーマにしたストーリーだ。日本でも受ける内容だと思う。

ドラマで色々とベットシーンが合ったけど、一番の印象はコンサバ・キャラクターの女性が一心不乱で手こき(下品ですみません)しているシーンだった。かつてドラマや映画には無かった設定だ。

ドラマを見ると日本にいる女友達を懐かしく思う。

小中高、社会人、その時、その時に同性の友達はいたけど、今でも交流がある仲は高校の時の友達と社会人の友達だ。友達は何年ぶりに会っても、まるで昨日別れたみたいに話しが盛り上がるのがいい。

社会人の友達は先輩、後輩の仲なので平等な関係ではないが、会社での苦楽を共にした仲なので話していて、すごく楽しい。高校時代の友達は、ずーっと等身大の自分であり続ける仲だ。

高校時代の友達とは、二十代になった頃、私が何かのきっかけでsexの話しをしたら、みんな一気に話し始めた。その時、分かったのは私はsex好きだと思われたいたようだ。彼氏がいつも変っていたからね。ファンタシーはあるけど、sex中毒みたいな好きとは違うんだよね。どうやら勘違いされていたみたいだ。高校時代、大人しいキャラの友達の方が実はオープンな感じだった。人は見かけじゃ判らないものだ。もし、友達が詳細なセックス描写を話して聞かせたら、引くけど、みんな大人で引かない程度に話すので、聞いていて共感する部分が多い。同じ悩みを持っているのが判ったりする。

三十代になってからは、親の健康、介護などが加わった。独身の友達は結婚への不安。彼氏が突然、病になって地方の実家に戻ってしまって、途方に暮れる友達。友達も彼氏の実家に行ったことがあって、改めて地方には住めないと悟る。長年勤める仕事への不満。同世代だからこそ分かり合える悩みと共感。

最近は、私が日本に帰る度に集まるようになった。皆の招集をかけるきっかけの存在らしい。独身の友達は色々と忙しいみたいだ。私なんかしょっちゅう暇なのに。無い物ねだりなのかな。

私は女友達の大切さが分かったのは渡米後だった。失ってはいないけど、身近に無くなって初めて分かった大切さ。大人になって友達を作るのって難しいとつくづく思う。

いつかアメリカで気の合う友達が出来るのだろうか。
義理姉夫婦から、新しく開店したイタリアンレストランで食事をしようと誘われて行く。

義理姉宅で義理姉の誕生日カードとプレゼント(ビクトリアズシークレットのギフト券)を渡す。三十代って過ぎるのが早いから自分が何歳だか分からないよねと意見が一致する。

義理姉の小学一年生の娘から私達夫婦に、とってもスウィートな「I love you」カードを貰う。姪の手作りでハートの切り絵と色彩豊かな絵がカードいっぱいに広がっていた。義理姉が「もうすぐあなた達の結婚記念日でしょ」と覚えていてくれた。それでカードを作ってくれたんだ。すっごく嬉しい。それに姪がこんなに上手にカードが作れて、大きくなったのぉと姪の成長が更に嬉しい。

姪は夫の胸にしな垂れかかって抱きついている。夫が「叔父さんと叔母さんに会えなくて寂しかった?」と聞くと「うん」と頷く姪。めっちゃかわいいーー。夫もメロメロになっている。女の子ってカワイイよねぇ。

義理姉が、義理母も一緒に誘ったけど女友達と予定があるから断わられたそうだ。義理姉に、先日の義理母のデートのことを聞いた。義理母は二、三回デートしたけど、相手はとても静かでタイプじゃないから彼女から断わったそうだ。私が「義理母にあってるじゃん」と言ったら「母はおしゃべりだからね」と義理姉が笑っていた。上手くいかないもんだねぇ。取りあえず寂しいからキープなんて思わないのが、潔いと思ったりもする。義理姉に「結局、無かったことになったから、知らない振りしててね」と口止めされた。

レストランには義理父と奥さん(再婚カップル)も一緒に落ち合った。みんなで和気あいあいと楽しく会話して過す。

夏に私の姉達が来た時に撮った写真を義理父から頂く。私の姉達は目鼻立ちが整っているので皆から「アメリカ人みたいだね」とか「これなんか日本人とアメリカ人だよ」と姉達を褒めていた。その日本人はもちろん私っす。

幼稚園児の甥に「この三人の中で誰が一番キレイ?」と聞くと、甥は写真の私を指差していた。(脅していないっす)「もうー子供って正直だからぁ」と言ったら、皆ウケてた。彼は将来、世渡り上手になることよ。

アパタイザー、メイン、デザートと二時間くらいテーブルに座って居たけど、姪と甥は終始大人しくしていた。普段、レストランからクレヨンやゲームの用紙を貰って遊んでいるけど、そこはそうゆうサービスは無かったのに、エライ!

姪は退屈ながらも大人の会話を聞いている。甥はぶつぶつ独り言を話しているので「何を話しているの?」と聞くと、「1532、1533、1534・・・」と数字を数えていたから驚いた。それも千の位だよ。っていうか、健気すぎる。

皆がお腹一杯になったところで、甥が「すみませーん、みんな聞いて下さーい」と言うから、皆が何事かと注目すると「お腹が空いている人は手を上げて」と聞くので、多分みんな心の中でずっこけてたと思う。でもなかなかユーモアセンスがあって感心する。

その後、姪は義理父の奥さんに「こうすると眠たくなるよ」と顔を撫でられ、いじくられていた。私と目が合うと困った顔して苦笑いしている。分かるよその気持ち。ちょっと「やめて」って言いづらいよね。私も「分かるよー」と微笑み返す。

もうすぐ、義理父の奥さんの娘が出産する。次の赤ちゃんはレイコ達だねと言われる。いやはや、そうあって欲しいけどねぇ。かわいい姪と甥を見ると、年の離れた従姉弟にしたくないと思う。現在、彼らは六歳と五歳だ。子供の一年の差って大きいから、六年も離れちゃすでに遅しって感じか。義理姉が、「出産する時は手伝いに行くから大丈夫だよー」と、実家が日本の私を思って言ってくれた。

来年、夫は学校を卒業する、と言っても今年はまだ始まったばかり。だから、みんな私達夫婦の子供を期待しているのがヒシヒシと伝わる。タイミングよく子供って出来ものなのか・・・

家族サービス

2004年2月19日 日常
夕方、空腹の腹部がスッキリして少年のようだった。これで食べ物が入いると腹が出るんだけどね。腹がスッキリで気分が良かったので張りきってみた。

ヴィクトリアシークレットの黒のガーターとストッキングそしてレースのスォングに、黒のシースルーのワンピースはノーブラの上に羽織る。そしてディオールのダイア風のガラスが散りばめられたヒールを履くと身長170cmになった。メイクはアメリカン風にアイラインをばっちり入れて、口紅もこれまた一回り大きく塗る。

怪しいアジア系のストリップ嬢の出来上がり。何やってんだ自分。
夫が学校の課題でコンピューターを一日中使っているので、何となく暇になった。使えないとなると、普段コンピューター生活にどっぷりと使っていることに気づく。

暇なので、二年前に買った「Memoirs of a Geisha」の続きでも読むか。この表紙の芸者、ブスなんだよねぇ。外国人から見ればキレイなのかな。日本が舞台だから英語でも読みやすいかと思ったけど、小説に出てくる単語は解らないのが多過ぎ。一々解らないのを電子辞書で調べて読まないと気が済まないから、全然進まない。

今のところのストーリーは、貧しい漁村出身の姉妹が京都に売りに出されて離れ離れになる。まだ子供の美しい妹は芸者の置き屋で修行をしているのだが、十代半ばのそこそこの姉はどこにいるか分からない。だいたい日本人ならこの姉がどうなるか検討が着くだろう。読み進むと、やっぱり姉は遊郭に流されていた。ここまで読んだら、どっと疲れた。

レイコ「あーー英語の本を読むの疲れたーー!もう読まない!」

夫「これを言うと君が怒るかも知れないけど・・・」

レイコ「なに?」

夫「まずは小学生が読む本から始めた方がいいんじゃない?」

レイコ「うーん、やっぱり?私もそう思ったこともあったのよ。クリスマスに姪にあげたマドンナの本を読んだ時、すごく読み易かったら」

なので小学生の本から始めることになりました。


しばらくしてから、新しいプリンターをコンピューターに繋げる。付属のソフトが上手くセットアップ出来ない。これじゃ印刷できないよ。絶対、コンピューターに詳しい人なら、一目見て簡単に解決できると思う。つーっか、何で英語のマニュアル見て私が悪戦苦闘しなくちゃならないんだ。英語が母国語の夫がやれば簡単に済んだのかもしれないのに。そう思うと、イライラして爆発する。きぃーー!!

夫に「そうゆうことで簡単に怒んないでよ」と言われて、またムカっ。「あなたがやってよね!もう私は関係ないから!」と吐き捨てる。どうせ、プリンター使うの夫だし。

不器用な夫に代って、いつも私がテレビやステレオなど電気関係を繋げる担当になっている。私だって特に得意って訳じゃないのに。

自分がすっごく頭が悪い気がして落ち込む。って言うか、私は文化も教育も無い所で育った訳じゃ無い。きちんと大人のレベルで本や新聞だって読める、「日本語」でね。

だったらもっと英語の勉強しろなんだけど、私は今すぐ読みたいの。今すぐ、大人の私で読みたいの。

文法のテキストを広げるより、小学生の本だけど物語の方がテキストより数倍面白いのは確実だろう。年齢問わず、本にはドラマがある。ドラマを求めていざ語学の道へ・・・。

胃下垂?

2004年2月17日 ダイエット
食事をした後、必ずお腹がぽっこと出る。

独身の頃、母から「それって妊娠5ヵ月くらいよ」と喩えられた。妊娠してたりしてとは思われなかったらしい。若い頃は体のラインが出るボディコン(ボディーコンシャス)と呼ばれるワンピースが流行ったんですが、食時前はそれなりに着こなしていても、食べると無残な姿になったものです。以前、アメリカの職場で若い女の子から「もしかしておめでた?」と笑顔で言われた時は、「違うの・・・お昼食べた後だから」と言ったら、回りが気まずくなって引いた。その雰囲気は、さすがにヤバイと思った。

日本の女友達と飲みに行くと、「それって胃下垂だよ」と優しいフォローをしてくれる。みんな同い年なのに全然出てないし。だから、私も自分が胃下垂なのかなって信じる込ませることでいい訳を作っていた。

最近、分かったのだが、筋肉が無いから腹が出るようだ。そうゆう私は腹筋が一度も出来ない人。筋肉で腹の中身を支えているのに、私は無いから突き出るだけ。

毎日、腕立てをしていたが、腹筋も追加した。何気に動くと腹が痛い。おぉ筋肉痛になってるよ。効果あるみたいで、この痛みも喜びになっている。

やっと昔の体重に戻ったから、このまま体を引き締めたい。腕は筋肉の筋が見えるくらいになっている。これを見ると励みになる。

アメリカ人のナイスバディーの女優や歌手の人達は、何気ない動きで腕の筋肉の筋が見える。やっぱりただ痩せているだけじゃなくて、鍛えているんだと分かった。
夜、テレビで「マディソン群の橋」を途中から見る。この映画を見た当時は結婚前の夫とのデートだった。その時は私の未来か?と思ったものだ。今夜も同じ場面で涙する。

先日もドラマ「Sex and City」で、主人公が恋人と一緒にNYからフランスへ旅立ったけど、言葉の違いや友達もいない情況で幸せそうではなかった。

その映画とドラマに共通するのが、人生の変化を求めて異国に飛び込んだけど、思ったほど良くも無かったと言うことだろうか。連日、同じテーマのストーリーを見ると、ちょと感傷的になる。

が、しかし私の人生は、映画やドラマのようにドラマチックな展開にはならないのが違うところ。ただ坦々と己の人生を生きるしかないのだ。私も夫に人生を賭けて一緒にアメリカに来たようなものだが、今更ながら私は世間知らずのお嬢さんだったと気づく。

「一つの場所から他の場所へ移ってみたところで、自分から抜け出せるのもではない」とヘミングウェイの言葉を思い出したりするが、これもツボに嵌まる台詞だ。悟りと言うか自分を落ち着かせる時にこの台詞が思い浮かぶ。

夢見る夢子になってシュミレーション。

もし「マディソン群の橋」みたいな情況、子供もある程度大きくなって夫婦仲も落ち着いた時に、夫の不在時に旅人と恋に落ちる。私だったら、一緒に行くかもしれない。渡米時に一度人生がリセットされたから、二度目もありかなって思う。今の私って刺激を求めているのかなぁ。

実際は、数日間の恋で人生を賭けるほど私はギャンブラーじゃないからなぁ・・・どうなんだろう。悩んだ末にメル友?(おまえは高校生か!)
以前、日本語を教えていた中学生のマリちゃん(マリア)と、今一番メールのやり取りをしている。もしかして、これってメル友?

マリちゃんは早く高校生になりたいんだって。高校生になったら、コミュニティーカレッジの日本語クラス(16歳以上から)が受講できるからだそうだ。あと高校でスパニッシュのライティングのクラスを取って、バイリンガルであるスパニッシュをもっと強化してと、学ぶことに意欲的だ。

私が中学生の頃と全然違う。マリちゃんは知的少女そのものだ。他人事ながら、将来が楽しみな娘さんだのぉ。

年を取るごとに人生の選択肢が広がる嬉しさ、楽しみ、そうゆう時もあったなぁとマリちゃんを見て懐かしく思う。全て手に入れた大人の私は余り活かしていないよなぁと我が身を振り返ったり。

最近、頻繁にメールで日本語の質問をされるが、込み入った内容でメールで教えるのも大変になってきている。っていうか、面倒臭くなってきている。それって、自分の利益に結びつかない事だからか?嫌だね大人は。でも、マリちゃんは学ぼうとやる気が見えるので、きちんと答えて私なりに応援はしている。もう少し大きくなれば自分でも勉強できるようになるだろうし。

一人で勉強をするには、日本語って難しいと思う。マリちゃんはまだ「私はパンを食べます。」の三語文レベルだが、文法を習うならこれでいいが、この文章はマリちゃんの好きな「セーラームーン」には絶対出てこないだろう。マリちゃんは英語のサブタイトルの日本のアニメのビデオを持っている。だからか日本語の発音が上手い。

きっとアニメなら「パンを食べるのー」とかになっていると思う。日本語の文章のアレンジは幅が広すぎる。女性言葉、男性言葉、丁寧語、友達言葉、とか色々あるし。「パンを食べるっちゃ♪」、「パンを食べるでちゅ」とアニメのキャラ語もある。(関係ないか)話し言葉だと、主語が省略されている場合が多い。

今は「です。ます。」の文章でいいけど、近い将来、日本語を学ぶ上で上記の問題に突き当たるだろう。例えば「お元気ですか?」と質問したら、「元気です。あなたは?」なんて誰も答えない。大抵は「まぁーまぁーだね」とか「なぁーんかかったりぃー」など、十人十色の返事が返ってくるはずだ。学ぶ文章と、日本人の会話のギャップにストレスを感じるかもしれない。

取りあえず、丁寧語をマスターすれば、一昔前のマルシアみたいに下品な発言をしても丸く納まるキャラになれるだろう。そして丁寧語を話せれば、どこでも可愛がって貰えるはずだ。

夫婦の相違

2004年2月14日 夫婦
夫の考え、私達夫婦は普段から仲が良いからわざわざバレンタインズデーだからって騒ぐことはない。だからやらない。もう新婚じゃないし。花束やカードは妻は嫌いだ。

え?何言ってんのこの人?ただお金が無いから省いているだけじゃん。

「あれ、そうだったの」だって。

夫の友達カップルの話しを聞くと、みんなきちんとバレンタインズデーをしている。夫を甘やかしたかなと少し反省する。夫の友達の彼女は家でバレンタインのソックス履いているんだって。こんなの目の前で履かれたら、私の夫でも何かしないとヤバイと気づくはずだ。

もし、サプライズとか言って$50の花束を貰っても、今は嬉い気持ちより引くだろ。だから言っていることは外れてはいないんだけどさ。$50あったら、別の事で使いたい。気持ちだから安い花束でも充分嬉しいけどね。でも男だから見た目で花を選ぶんだろうな。

誰かが考えたスイートな言葉が印刷されたカードを貰っても嬉しくないから、カードは要らない。

「あなたが稼いだら、また復活するから」と伝えた。(他に言い方あるだろ)今は人生で我慢する時期だから、無理することもないと思って夫に何も言わなかったけど、言わないと私がイベントに興味無い人だと思われていたから驚いた。

夫がバイトから帰ってきてしばらくしたら、「はいこれ」とゲームのソフトをプレゼントされた。全然、ロマンチックじゃないけど、このゲームのシリーズは大好きだから嬉しかった。思い付きで買った感じだけど、なかなかいいプレゼントの選択だった。
久しぶりに本気メイクをして美容室に行った。前回、髪を切ったのは日本に帰った時だったから、一年以上前だったりする。一応、ここの日記サイトで「おしゃれ」の項目を選択しているが、これじゃ全然おしゃれでもない。気持ち的に「おしゃれ」を忘れない意味で選択してある。

引越してから、気に入った担当の人を見つけるのも面倒臭くて美容室に行くのも伸ばし伸ばしになってしまった。日本だったら取りあえず何処でも技術が安定しているから大失敗は起こらないが、ここだと当たり外れの差が大きい。

ヘアーカラーは、定期的に自分でやっていた。でも、ロングになると自分で上手く行かないので、もう自宅でするのはお終いにした。

担当になった人は、上手くやってくれたけど、色が明るすぎてヤンキーっぽくなった。日本の茶髪も地毛に近い濃い色になってるよね?ほんのり明るいこげ茶に近い感じ。だから今の色と同じにして下さいってお願いしたのに意味無い結果。ノーメイクで明るい茶髪だと老けて見えるし。

でも全体的に担当の人は良かったので、次も頼みたいからチップを弾んだ。お会計を済ませて彼女に渡そうとしたら、ランチに行ってしまってた。暇そうな女の子に聞いたら、封筒に入れて金庫で預かっておきますと言われたのでお願いした。

帰宅してから、電話でチップを受け取ったか確認したら、担当の人に渡ってなくて、お願いした女の子がすっとぼけていた。ムカついた。子供のお使いじゃないんだから、しっかりして欲しい。だから、その女の子だけ客が付かなくて暇そうだったのか。良かった電話で確認して。

明日はバレンタインズデーだから、普段よりも店が混んでいるんだそうだ。へぇーみんな明日の為にオシャレするんだねと感心する。私も一応そうゆうことにしておこう。
昔の男友達が夢に出てきた。目覚めた後、懐かしさで胸がいっぱいになり、電話をかけたくなった。けど、時差で日本は深夜だったので思いとどまる。って言うか、もう電話はかけちゃ駄目なんだと思う。そう思うと悲しくなって、一日中友達のことを考えてた。

男友達は、バンドでベースを弾いていた。友達はみんなから松田優作に似ていると言われ、背が180cmくらいあって、本当にかっこいい人だった。

友達とは、一緒に飲みに行ったり、ライブに行ったりして、健全な?友達付き合いをしていた。二人でオジーのコンサートにも行ったっけ。私の女の子のバンドのライブ、しかもコピーバンドなのに見に来てくれて、打ち上げにも参加してくれた。すごく嬉しかった。楽しい思い出。

私がOLの愚痴、「意地悪な先輩が私にだけお菓子を配ってくれないのぉぉーー」などと今思うとどうでもいいような事を言うと、「そんなのいいじゃん、気にするな」と確かにそうなんだけど、友達から明るく言われると、それもそうだねと気が晴れた。少し年上の友達は頼れるお兄さんのようで、なんでも話せてよく長電話をした。

二人で朝まで飲み歩いていた時、私は酔った勢いで「キスして」と言ったら、「酔って無い時に、言ったらキスしてあげる」と上手くかわされた。「じゃ、セックスしようって言ったら?」と私が試すように言うと、「それも酔ってない時に言ってよ」とまた逃げられた。素面じゃ言えないよ。本当は大好きで、素直に好きって言いたかった。でも、振られたらもう二度と会えないと思ったから、失うのが恐くて言えなかった。

若い時の私は「身の程知らず」という言葉を知らなくて、自分のルックスと身分不相応な相手ばかり好きになっていた。しかし、叶わぬ相手とはかろうじて分かったので、友情に徹することにした。

あるどしゃ降りの雨の日、その友達から電話がかかった。「今夜、ライブだから見に来て」と言われた。雨だから断わった。そしたら、「岡田だったら行くんだろ!」と言われた。

岡田=過去の日記に登場
http://diary.note.ne.jp/d/32228/20030618.html

岡田に振り回されて懲りたから、お調子者にはなりたくなかった。一瞬、妬かれているのかとも思った。彼とは良い友達でいたかいら、「やっぱり行けない」と言ったら「分かった・・・」と一言だけ返って来た。そして、電話を切った。

その後も友達と変らず会ったり電話をしたり、付き合いがあったが恋愛には発展しなかった。夫と出会ってから、友達とも連絡しなくなった。

渡米して間もなく辛い日々だった。そして突然、あの明るい友達の事を思い出したら、急に話したくなり思い切って電話をかけた。そしたら友達のお母さんが出て「まぁ、久しぶり」と懐かしがってくれた。おばさんと挨拶を交わし、今結婚してアメリカに住んでいると言ったら、「あら、そんなんでウチの息子に電話しちゃっていいの?」と言われた。えっ、だって私達付き合ってないよ、友達だよ、結婚したら電話しちゃいけないの?と色んなことが頭を駆け巡ったけど、「あっ・・・はい」としか言えなかった。本人は不在だったので電話を切った。

日本に帰った時、思い切って友達にまた電話をかけてみた。友達は私が以前、電話をかけたことを知らなかった。おばさん、伝えてくれなかったんだ。会おうよと言ってくれたけど、明日アメリカに戻るのと伝えたら、成田まで見送りに行くよと言ってくれた。でも長旅なのでノーメイクで飛行機に乗るから顔を見せられないと言ったら笑っていた。

友達はもうバンドはしてなくて、日雇いの仕事をしてた。でも行ったり行かなかったりでお母さんに養って貰っていると話してくれた。その話しを聞いてかなりショックだった。いい大人がお母さんに甘えていて。不景気なのは分かるけど若くて健康な男性なんだから、必死になって仕事を探すべきではないのか。大好き、憧れだった男性が、言い方は悪いが落ちぶれてしまって非常に残念だった。もう彼と関わらない方がいい予感がした。友達に対しての気持ちが冷めてしまい、それ以来連絡していない。私って嫌な人なのかな。でも自分の直感って信じた方がいいといつも思っている。だから、あの時はあれでいいと思う。

私は彼との友情を自分で切ったことになるのか。

夢を見たら、すっごく声が聞きたくてたまらない。電話しそうになる自分を押さえている。気持ちが揺れている。なんでだろう。夫とも上手く行っているのに。気持ちを落ち着かせて、私の中で彼を偶像化してはいないだろうかと考える。私は友達の中で過去の人になっているかも知れない。きっとそうだろう。

思い出はそのまま留めて置くべきなのだろうか・・・。

今日は一日、夢に翻弄されて心が疲れた。
義理叔母夫婦の仕事依頼の日。少し早く叔母宅に着くと丁度彼らは家を出るところだった。「夕飯にハンバーガーでも食べに行くところだから」と言われて、私達も一緒に行くことになった。

行った先は、ファーストフード店ではなく、その高級住宅街にふさわしい洒落たレストランだった。そうゆうレストランでわざわざハンバーガーを食べなくてもと思うんだけどね。

夕食済みの私達だったが雰囲気でなんとなく小腹が空いたので、夫もハンバーガーを頼んで、私はスープを頼んだ。お会計の時、奢って貰った。私が「半分払います。だって本当はあなた達が私のお客さんなんだし、私が奢るべきなのに」と言ったら、叔母夫婦に笑われた。叔母が「いいのよー、お客は私達じゃなくてエリックなんだから」と気配ってくれた。

お金持ちの叔母夫婦には何でも無いことだと分かっているけど、当然のように奢られるのも図々しいってもの。夫は、小さい時から叔母夫婦に色々と連れて行って貰っていたから、まだ子供のつもりでいるみたい。もう大人になろうよ。テーブルの下で夫の足を蹴って、アンタも言えと促さないと、払いますなんて言いやしない。やれやれ。

食後、叔母と息子エリックがいる施設に向かう。車中、世間話をする。今日、叔母が夫の姉と電話で話したら、夫の母親(叔母にとっては姉)は人の紹介で今晩デートらしい。上手く行くといいなぁと心から思う。

一時、義理母は出会い系サイトで知り合った人と会ったりしてたけど、会ってお茶もしないで、その場で「さよなら」されてた。きっと、マシンガントークで即行嫌われたんだろうとは察しがつく。上手く行った時で、二、三回デートを重ねて相手からセックスを求められたら義理母は怒って帰ったらしい。叔母は「信じられる今時?もう50年代じゃないんだからさぁ」と呆れられてた。その話しを聞いて義理母のこと奥手な女の子みたいでカワイイじゃんって思ったけど。

叔母曰く義理母の同世代の男性は子供も巣立ちお金もあるので、年下の女性が好みらしい。なので、義理母が同世代の相手を見つけるのは難しいんだそうだ。いてもルーザーか、80歳以上のおじいちゃんしかいないんじゃないと叔母はあっけらかんと言う。

なるほどねぇ。義理母が離婚した40代にいい出会いがあったら良かったのにと過去を惜しんでも仕方が無いか。

今日、食事も一緒にしたからなのか、マッサージをしたあと疲れがどっと出た。マッサージって体と気を使うので、一日に何人もこなすプロには私は向かないと改めて思う。一時はプロを目指したから、向かないと分かると気持ちがちょっと救われる。

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唯

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